フリーザ、セル、桃白白……『ドラゴンボール』の悪役たちが放った“非道すぎるセリフ”3選

 鳥山明氏原作の大人気作品、『ドラゴンボール』。漫画やアニメは広く認知され、日本はもちろん、アメリカやヨーロッパなど、全世界にファンが存在する。

 人気の要因はさまざまだが、その1つに主人公・孫悟空に立ちはだかる大きな敵との壮絶な戦いがある。今回はそんな悟空を苦しめた戦いを敵たちの邪悪な言動から振り返ってみたい。

フリーザ

 『ドラゴンボール』シリーズに登場する悪役で、最も孫悟空を苦しめたとされるフリーザ。そんなフリーザの名ゼリフといえば「今度は木っ端微塵にしてやる あの地球人のように」だろう。

 これはナメック星での最終決戦で悟空に向けて放たれたセリフで、「地球人」とはフリーザが殺害したクリリンのことである。悟空は親友のクリリンを殺されたうえになじられるような発言を受け、「クリリンのことか、クリリンのことかー」と激怒するのだった。

 このやりとりはアニメ版でも放送され、フリーザは中尾隆聖、悟空役の野沢雅子が担当。野沢のモノマネする際に「クリリンのことかー」と叫ぶ人も多い。悟空を本気で怒らせたフリーザの発言は、広範囲に影響を与えたのだ。

セル

 ドクターゲロのコンピュータが作り出した未来の人造人間、セル。爬虫類のような姿から成長を重ね、形態を変えていった。

 戦闘力も非常に高く、多くの格闘家が苦しめられたが、名ゼリフが生まれたのは、ベジータとの戦いだ。ベジータが「超ベジータ」となり勝利を確信していたのだが、セルが完全体を手に入れると形勢逆転。ベジータの攻撃にビクともせず、悠然と立つ。

 焦るベジータにセルは「どうしたのだ? さっきまでの勢いは。笑えよベジータ」と皮肉を込める。セルの恐ろしさが凝縮されたセリフだと言えよう。ちなみにアニメ版では、セルの声を『サザエさん』のアナゴさんなどの声を担当する若本規夫氏が演じた。

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