『呪術廻戦』最新16巻でついに乙骨優太が登場! 波乱の世界でどう活躍する?
芥見下々の『呪術廻戦』(集英社)は「週刊少年ジャンプ」で連載されているオカルトバトル漫画。呪霊の跋扈する世界を舞台に、呪いの王・両面宿儺の力を宿した少年・虎杖悠仁が、師匠の五条悟の元で伏黒恵たち仲間と共に呪術師として成長していく物語だ。
昨年、アニメ化されて以降、人気が爆発し、デジタル版も含むコミックスの累計発行部数は5000万部を突破。最新刊となる第16巻の初版発行部数は200万部となった。
年末(12月24日)には、『呪術廻戦』の前日譚となる第0巻『東京都立呪術高専専門学校』がアニメ映画『劇場版 呪術廻戦 0』として公開されることも決定しており、その勢いは止まる所を知らない。
以下、ネタバレあり。
この第16巻では10巻から続く長編エピソード・渋谷事変の結末が描かれた。
2018年10月31日。渋谷駅周辺に帳(結界)を張り、ハロウィンを楽しんでいた一般人を人質にとった呪詛師の夏油傑(の肉体を奪い取った偽物)は、特急呪霊の真人たちと共に、五条悟を向かえ撃つ。夏油によって五条は封印され、虎杖たち呪術師は五条救出へと向かうが、1人また1人と命を落としていく。
過酷な戦いの中で虎杖は覚醒し、黒閃によって真人を追い詰める。しかしそこに夏油傑が現れ、呪霊操術・極ノ番「うずまき」で、真人の術式を体内に取り込んでしまう。
生き残った呪術師たちは夏油に戦いを挑むが、まったく太刀打ちできない。敵対していた受胎九相図の脹相と特急呪術師・九十九由基が呪術師サイドに参戦したことで、なんとか夏油の攻撃に耐える虎杖たち。しかし真人の力を取り込んだ夏油は、真人の術式「無為転変」を遠隔で施すことで(呪物を体内に取り込ませたり、術式を所有するといった)マーキング済みの非術師(人間)たちの脳を整えることで、呪術師として強制的に目覚めさせる。
「千人の虎杖祐仁が悪意を持って放たれたとでも思ってくれ」と夏油は言い、彼らに「殺し合いをしてもらう」と宣言すると、無数の呪霊を呼び出し逃走。ここで渋谷事変は幕を閉じる。
続く、第137話「堅白」。東京23区はほぼ壊滅し、官房長官を含めた総理代行全員が安否不明で政治的空白が生まれていた。円安は止まらず「放たれた呪霊の数は1000万は下りません」と危機的状況が語られる。呪霊の跋扈する暗黒の世界と化した東京。そこに『東京呪術高専専門学校』で主人公だった特急呪術師の乙骨優太が登場する。