女優・染野有来のグラビアはあまりにも“夏”だったーーふたりで過ごす夢のようなひと時

 最後は、ホテルに戻ってベッドでくつろぐ。寝起きなのか。海を眺めていた時間は夢だったのだろうか?と戸惑うほどに、染野有来の表情はスッキリとしている。当然ながら、染野有来は染野有来の顔をしてそこにいた。けれども、鮮やかな海、静かな木陰、神秘的な緑の向こうで見た染野有来もまた、その表情は、どこかそれぞれ違った人物のように見えたのが不思議だ。女優・染野有来の表現力。凄まじくそれを体感する7ページ。夏の訪れと同時にひと夏を越してしまった感覚が残った。

■とり
日々グラビアに勇気と希望をもらって生きており、 グラビアを熱くドラマチックに語るのが趣味。 読んだ後に心が豊かになるような文章を心がけています。 好物はカレーとサーモンです。Twitternote

■書籍情報
『週刊ヤングマガジン』28号
定価:400円(税込)
出版社:講談社

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