「乙女のカリスマ」嶽本野ばらが綴る、世界中のお姫さまと名建築をめぐるエッセイ
「乙女のカリスマ」嶽本野ばらが綴る『お姫様と名建築』が、2021年6月3日にエクスナレッジより発売された。世界中のお姫さまとそのゆかりの名建築を巡る30+αのエッセイ集だ。
歴史に名を残したお姫さまはどのような建物に住み、どのように生きたのか。住んでいたところを知るというのは、彼女たちの生涯を知るということになる。楊貴妃と華清宮、マリー・アントワネットとベルサイユ宮殿、エリザベート皇后とノイシュヴァンシュタイン城 、ラプンツェルとラプンツェルモン・サン=ミシェルなど漫画やゲーム、海外ドラマや宝塚にも登場し今なお馴染みがあるお姫さまたちと彼女たちが暮らした名建築を取り上げる。
扉絵のイラストはEmily Temple cuteなどで活躍したファッションデザイナー・ayumi.氏が担当。名建築の中で恋をし、裏切られ、支配し、支配され、閉じ込められ、処刑され……懸命に生きたお姫さま達の生き様を嶽本野ばらが華麗に読み解く。
また、東京銀座のBookCafe&Bar十誡にて、本書の発売を記念したコラボレーションメニューが6月3日から7月4日まで期間限定で発売される。
本書で紹介されている「お姫様」をイメージしたコラボレーションドリンクが2種、嶽本野ばらをイメージしたデザートメニューが1種発売される。また、デザートのメニュー名は嶽本が考案した。
・「アジアのお姫様~西太后~」2,200円(税込)
「中国三大悪女」と酷評される西太后をイメージしたモクテル。西太后が好んだというくるみ汁粉をベースに、くるみとココナッツミルクで仕上げたほろ苦い味わいの一杯。
・「ヴェルサイユ宮殿のお姫様~マリー・アントワネット~」2,200円(税込)
フランス王妃マリー・アントワネットをイメージしたモクテルはふんわりとしたアイレをまとった一杯。グラスに口を近づけるとアイレに閉じ込められたローズがふわりと香る。ノンアルコールのスパークリングワインに、マリーのデザートに使われていたという赤スグリの果汁を加えた。
・「パンがなければ食べればいいお菓子」1,980円(税込)
ドリンクメニューとあわせて愉しむことができるデザートクロワッサン。嶽本をイメージしたローズティー風味のスイーツメニュー。自家製ローズジャムを使用した冷たいアイスクリームと、紅茶リキュールの香るホイップクリームを温かいクロワッサンにサンド。
ドリンクメニューにはオリジナルコースターのプレゼント付き。コースター(全2種類)も嶽本がデザインを手掛けた。デザートメニューにはオリジナルポストカードのプレゼントが付いている。本書の表紙イラストと描き下ろしの「野ばら」のイラストを使用したポストカードだ。
■著者:嶽本野ばら(たけもと・のばら)プロフィール
京都府宇治市出身。作家。1998年エッセイ集『それいぬ 正しい乙女になるために』(国書刊行会)を上梓。2000年『ミシン』(小学館)で小説家デビュー。2003年発表の『下妻物語』が翌年、中島哲也監督で映画化され世界的にヒット。『エミリー』(集英社)『ロリヰタ。』(新潮社)は三島由紀夫賞候補作。お姫様をテーマとした作品も多数。
■イラスト:ayumi.(あゆみ)プロフィール
東京デザイナー学院卒業。ファッションデザイナー&イラストレーター。株式会社イッセイミヤケに入社、TSUMORI CHISATO事業部にてコレクションなどに参加。2020年までEmily Temple cuteのチーフクリエイティブデザイナーをつとめ、現在はオリジナル・イラストを中心に活躍。
■書誌情報
『お姫様と名建築』
著者:嶽本野ばら
イラスト:ayumi.
出版社:エクスナレッジ
定価:本体2,200円+税
発売日:2021年6月3日
【目次】
第1章 アジアのお姫さま
第2章 歴史を動かした鉄板お姫さま
第3章 ヴェルサイユ宮殿とお姫さま
第4章 空想のお姫さまとお城
第5章 幽霊城とお姫さま