コスプレイヤーえなこが『BEASTARS』とコラボ 動物とグラビア、異色の組み合わせをどう表現?
コスプレイヤーのえなこが5月27日発売の『週刊少年チャンピオン』26号の表紙&巻頭グラビアに登場した。5月31日、えなこは、板垣巴留による同誌連載作『BEASTARS』(現在は連載終了)とのスペシャルコラボ写真集『えなこ×BEASTARS ワイルドキック』を発売。同誌には、その先行カットが掲載されているほか、両面BIGポスターの付録もついている。
『えなこ×BEASTARS ワイルドキック』の魅力は?
擬人化された肉食獣と草食獣の群像劇を描いた漫画作品『BEASTARS』。同作は、第11回マンガ大賞や第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、第22回手塚治虫文化賞新生賞などの漫画賞を受賞し、2020年10月の時点で累計発行部数は500万部を突破した人気作だ。今回スペシャルコラボを実現したえなこ自身も、同作のファンであることを公言している。
写真集のタイトルとなっている『ワイルドキック』とは、作中に登場する”草食動物向けのエロ本”のこと。”日本一のコスプレイヤー”と称されるえなこが、動物とグラビアという異色のコラボをどのように再現したのか。同誌に掲載されているアザーカットから、その新感覚グラビアの魅力を少しずつ読み取っていく。
”草食動物向けのエロ本”がモチーフとなっていることから、えなこは、まず耳や尻尾を装着し、黒い毛色の垂れ耳ウサギのコスプレで登場している。野性味溢れるオレンジ色の瞳。ぷっくりとした唇。黒色レースのランジェリーに赤いヒールを合わせて、大人っぽさを演出。それだけでも、通常のグラビアとは違う異世界感が広がっているが、ここでの醍醐味は、リアルなライオンとの絡み合いがあるところだろう。ふさふさの毛並み。ギラリと光る目。芽生えるは、獣と獣の愛。上品でありながら、どこか荒々しくて生々しい。『BEASTARS』とのコラボならではの表現に妙な緊張を感じて、ひっそりと息を飲む。