ビリヤニ、チキンマサラ、ポークビンダルー……本格インド料理を2ステップで? 画期的レシピに挑戦

 「作るの大変、食べるの一瞬」。そんなインド料理のイメージを2ステップレシピと驚きのレンチン工程で覆す、画期的なレシピ本が登場しました。その名も『だいたい1ステップか2ステップ! なのに本格インドカレー』(稲田俊輔/柴田書店)です。

 スパイスの調合から始まる調理を究極なまでに簡略化し、家庭向けに新たな軌道を敷いた著者・稲田さんは、南インド料理の有名店「エリックサウス」の創業者。カレーを知り尽くしたプロのレシピに従い、きちんと計量しステップに忠実に沿うだけで、もしかしたらお店が出せるんじゃないか?と勘違いできるレベルの絶品カレーが作れます。

 ここで料理のベースとなるパウダースパイスは「クミン」「ターメリック」「コリアンダー」「赤唐辛子」の入手しやすい4種。メニューによりガラムマサラやブラックペッパーなども加わりますが、身近な材料で、思い立ったら肩の力を抜いてサッと作れ、一度食べればヤミツキな味わいです。おかげで、我が家ではインドカレーが止まりません。さっそく、作った料理を紹介していきます。

帰ってきた鯖缶カレー(レンチンカレー)とベジタブルプラオ(レンチンライス)

 どこから帰ってきたのか?というと、前作『南インド料理店総料理長が教える だいたい15分! 本格インドカレー』(稲田俊輔/柴田書店)です。同書のレシピのうち、最も簡単な部類に属した「鯖缶シンプルカレー」が、今回はより手軽にワンボウルと電子レンジで作れるレシピにパワーアップ!スパイスは基本の4種のみで作れます。

 カレーに合わせたベジタブルプラオは、ビリヤニよりサッパリした仕上がりのインド式炊き込みご飯。こちらもタッパーに材料を入れてレンジでチン、たった20分で炊き上がる、時短としても優れたレシピです。ライスを蒸らす間にカレーを仕込めば、忙しい時にも野菜込みで美味しいインド料理が食べられ、生まれた時間で一息つける。食事を経由した幸せへの近道を辿れる、大好きなセットです。

ハイデラバード風チキンビリヤニ(レンチンビリヤニ)

 続いては、レンチン工程で昇天が約束された、極上ビリヤニです。指定の道具はどんぶり一丁。お分かりいただけるでしょうか? ラーメン丼にビリヤニの材料を入れていくという、国籍不明のシュールさを。

 しかし、チンして蒸らすと、れっきとしたチキンビリヤニの顔に!ここ掘れワンワンでバスマティ米をほじくり返すとしっとりチキンがゴロゴロ。家にいながらエリックサウス気分です。

 付け合わせには「つくおきスパイスおかず&つまみ」コーナーから「スパイシーアチャール」と「ごろごろライタ」をセレクト。どちらも「水アチャール」から簡単アレンジで展開できるナイスレシピです。

魔性のレモンバターチキンマサラ(さらさらカレー)

 一般的なコッテリまったり甘〜いバターチキンカレーとは一線を画す、レモンとヨーグルトのシャープな酸味が立つさらさらタイプのチキンカレーです。

 背後にチラ見えしているのはバゲット。

 レシピに添えられた稲田さんの「パンにもご飯にも危険なほどよく合います」というそそるコメントとバゲットの写真に誘われて、カレーをチョンと浸してみました。すると、ひと口でうまさを指す針がウィーンと上昇し、危うくバゲットを一本平らげそうに。バゲットの気泡はカレーのために存在するのではないか?と思わされるほど、相性バツグンです。

 こちらは2ステップレシピ。キッチンスケールに載せたフライパンに材料を計量しながら入れていき、フライパンで加熱するだけという、繰り返し作りたくなる手軽さです。