『僕のヒーローアカデミア』イレイザー・ヘッドはなぜ人気? 無気力だけどかっこいい魅力を分析
『週刊少年ジャンプ』の中でもトップクラスの人気を誇る、『僕のヒーローアカデミア』。今年で連載7周年を向かえる同作の人気は凄まじく、アニメ化はもちろん、実写映画化、舞台化、ゲーム化、小説化など様々なメディアミックス展開を見せている。
しかも外国での人気も高いという、ワールドワイドな作品だ。主人公の緑谷出久や同級生の轟焦凍、爆豪勝己など、同作には魅力的なキャラクターが多々登場する。その中の1人が、緑谷たちの担任、相澤消太ことイレイザー・ヘッドだ。
無精髭に長髪というくたびれた外見の雄英高校の男性講師であるイレイザー・ヘッドは、視た相手の個性を抹消するという個性のほか、首に巻かれた捕縛武器で近接戦闘もできるプロヒーロー。キャラクター人気投票ランキングで常連の生徒たちに混ざり、毎回高い順位にランクインする人気者だ。
初登場時はヌボっと寝袋から現れたかと思いきや、体力テストで成績いかんによっては除籍処分もあり得ると言い放つ冷徹さを見せるのだが、それはトコトン正論。緑谷を心配したオールマイトに対して言い放った「見込みがない者はいつでも切り捨てます 半端に夢を追わせる事ほど残酷なものはない」という言葉は、もはや名言的扱いとなっている。
そんな合理主義で冷たいイメージがあるイレイザー・ヘッドだが、非常に多くのギャップの持ち主でもある。そしてそのギャップこそが、彼の人気につながっているのではないだろうか。