松井咲子が明かす、”妄想全開”の写真集に込めた想い 「妄想はベタなシチュエーションが好き」
妄想を楽しんでほしい!
――妄想を写真集のテーマにされたのはなぜですか?
松井:もともと妄想するのが凄く好きなんです。公言しているのでファンの方は知ってくださってると思うんですけど、妄想の内容を具体的に人に話すようなことは今までなくて。でも、いずれは自分の妄想を何かの形にできたらとは考えていたので、写真集のお話をいただいたときに、ここで形にしよう! と思ったんです。
――凄い発想です。
松井:最初は、今までの生い立ちやエッセイを書こうと思っていたんです。20代最後とうたってるくらいなので、20代の思い出やAKB48時代の話、30代はこうしていきたいみたいな。でも、やっぱり自分が楽しみながらできること、あまり他の人がやらないようなことの方が良いかな? だったら私が好きな妄想を書いちゃえ! と思って、妄想を入れてみました。
――自分の写真を見て妄想されたってことですよね。
松井:そうです(笑)。でも、楽しかったです!
――ちなみに一番筆が乗った妄想は?
松井:先ほど、お気に入りの衣装としてお話ししたラベンダーカラーの下着のカットは、撮影しながら妄想が思い浮かんだので書きやすかったです!
――ちょっと今読ませていただいてもいいですか?
松井:いいですよ。声には出さないでくださいね!
――……可愛いです(笑)。
松井:もう、本当に恥ずかしいっ! ここのカットは撮影しながら妄想が思い浮かんだので、シチュエーションを想像しながら撮ってもらうことができました。
――普段の撮影でも妄想スイッチを入れたりするんですか?
松井:それが、日常で妄想を活かせたことが一度もないんですよ。夜な夜な一人で楽しむタイプだったので、今回初めて妄想が役に立ちました(笑)。
――妄想の話をするのは恥ずかしさもあると思いますし、実際に照れながらお話ししてくださってますが、妄想を考えるときはお酒飲んでテンションあげたりしたんですか?
松井:お酒は飲まなかったです。代官山のカフェでコーヒーを飲みながら書いてました(笑)。
――おしゃれなところで(笑)。普段はどんな妄想をされているんですか?
松井:寝る前に妄想することが多いんですけど、昔からしていたのは、自分の家の隣に幼馴染が住んでいて、幼馴染だと思っていたけど気付いたら好きだった……みたいな(笑)。
――結構ベタな展開ですけど(笑)
松井:そうなんです。ベタなシチュエーションが好きなんですよ! もし彼氏ができたら、とか。恋愛系の妄想が好きなんです。
――写真集関係なしに、今までしてきたなかでお気に入りの妄想を一つ教えてください。
松井:今までは幼馴染との恋愛みたいなベタなシチュエーションに憧れていたんですけど、歳を重ねて妄想のお題にも変化が出始めたんですよ。最近は恋愛や結婚を通り越して、子どもがいる設定の妄想をするようになりました。例えば、娘が「パパと結婚したい」って言うんですね。そしたら「だめ、パパはママと結婚してんの!」って言い返すんです(笑)。
――可愛い妄想ですね(笑)。
松井:ラブラブな家庭を築きたいなっていう妄想を一人で夜な夜なやって、何やってんだろう私……みたいな(笑)。今の妄想、誰にも言わないでくださいね?
――えっ、記事にしちゃダメですか(笑)。
松井:いいですけど……「秘密です」ってことで記事にしてください(笑)。
――よかった。ありがとうございます(笑)。でも、夜な夜な幸せな妄想をしているから、嫌なことがあってもすぐに忘れられそうですね。
松井:そうなんです。妄想はお金も迷惑もかからない自由なものだから、何しても怒られないですし。今回の写真集も、自由な妄想の世界があったからこそできた撮影だなって思います。妄想だから、大胆になれたのかもしれません。
――ファンの方にも松井さんの妄想に感情移入して見てもらえたら嬉しいですね。
松井:そうですね。私の妄想を書いたページもあれば、書いていないページもあるので、書いていないページは「もし咲子さんが彼女だったら……」と妄想をしていただけると嬉しいです。
――妄想が書いていないページは、SNSで大喜利のように妄想を披露しあうのも楽しそうですね。
松井:確かに! みなさんそういうの得意そうですもんね。そういうふうに遊べるのも妄想の良さですよね!