安達祐実と写真家・桑島智輝 ふたりの日々をまとめた写真集に待望の続編
写真家・桑島智輝が、その妻で俳優の安達祐実を日々撮り続けている写真集シリーズの続編『我旅我行』(がりょがこう)が、2020年9月末に青幻舎より発売された(https://amzn.to/3h7P8vq)。
桑島は2014年の結婚後、現在に至るまで、妻で俳優の安達祐実を被写体として毎日撮影し続けている。それらの写真が写真集『我我』としてまとめられてから1年、続編と呼ぶべき写真集が完成した。今作のテーマは「旅」。
本書には2014年から2018年までの4度の撮影旅行の記録が収められている。行き先はフランス、ポーランド/ドイツ、沖縄、スペイン。
俳優という職業柄、プライベートでは常に衆目を集めてしまう安達が、旅先、特に異国の地ではひとりの女性として振る舞うことが許される。日常の緊張感から開放され、夫婦の時間を純粋に楽しむ軽やかな表情。それは旅という非日常がもたらす、日常では見られない瞬間。しかし、2020年4月以降、新型コロナウィルスの感染拡大によってこの世界から「旅」が消えた。
本書には過去の旅の記録とともに、桑島が日々撮影し続けている前作「我我」と地続きの写真が収録されている。その日付は2020年4月4日から8月16日まで。日常が非日常になった世界のドキュメンタリーともいえる一冊となっている。
■書誌情報
『我旅我行』(がりょがこう)
著者:桑島智輝
構成・デザイン:町口景
発売:2020年9月末
定価:本体2,600円+税
https://amzn.to/3h7P8vq
■桑島智輝(くわじま・ともき)プロフィール
1978年岡山県岡山市生まれ。写真家。
2002年に武蔵野美術大学卒業後、鎌田拳太郎氏に師事。
2004年に独立後、雑誌やタレント写真集、広告で活躍している。
2013年に、約2年半の安達祐実を収めた写真集『私生活』(集英社)を発表。
2014年に結婚。2019年に、安達祐実との生活を収めた写真集『我我』(青幻舎)を発表。 今でも毎日、安達を撮影し続けている。