神木隆之介「こんなにも、切ない秘密があるのだろうか」 ポプラ社小説新人賞特別賞作品10月刊行

 第9回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞した北原一の小説『ふたり、この夜と息をして』が、10月にポプラ社より発売される。カバーには、俳優の神木隆之介が撮り下ろした写真が使用される。

 本作は、第9回ポプラ社小説新人賞にて、その純粋な感性で選考委員をうならせ特別賞を受賞した北原一のデビュー作であり、切なく胸に突き刺さる感動の青春小説。カバーに使われている写真は俳優・神木隆之介がカメラマンとしてこの作品のために撮り下ろした一枚。作中で少年少女が出会う重要な場所である「夜の公園」をモチーフに、作品の持つ瑞々しさとセンチメンタルな空気感を美しく表現している。神木は「こんなにも、切ない秘密があるのだろうか」と作品へのコメントも寄せている。

■北原一(きたはら・いち)プロフィール
1995年東京生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒。グラフィックデザイナー。
第9回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞し、本作にてデビュー。

■神木隆之介(かみき・りゅうのすけ)プロフィール

神木隆之介(写真:浦田大作)

1993年生まれ。俳優。2歳にCMデビュー。以後、数々の映画・ドラマ・舞台に出演。
今年、デビュー25周年を記念した、アニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』(販売元:アミューズ)を9月25日に発売。詳細 ⇒ https://a.amob.jp/mob/pageShw.php?site=A&ima=1554&aff=ROBO004&cd=kamiki_25th

■書籍情報
『ふたり、この夜と息をして』
著者:北原一
カバー写真:神木隆之介
発売元:ポプラ社
発売日:2020年10月14日(予定)
定価:本体1500円(税別)
amazon ⇒ https://amzn.to/3hh6qGR

〈あらすじ〉
心に傷を負い、“秘密”を抱えて生きる少年少女。
その出会いは、彼らを強く優しく変えていく――。
男子高校生・夕作(ゆさ)まことは、顔の痣をかくすために祖母から教えてもらった化粧をして生活している。それがばれることを恐れ、誰ともかかわらず平坦な日々を静かに過ごすことを望んでいた。
ある日、新聞配達のアルバイトの帰りに、公園でクラスメイトの女子生徒・槙野がタバコを吸っているところを目撃してしまう。不良でもない槙野がタバコを吸うのには、なにか理由があるらしい。偶然にも夕作が化粧をしていることを槙野に気づかれてしまい、互いに“秘密”を共有した二人は、徐々に距離が近づいていく――。
繊細な少年少女の心を丁寧に描き、2019年ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞した感動の青春小説。

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