世界が注目するヴィーガン×和食の融合 レシピ集『ヴィーガン和食』
動物性食品を使わずに、植物性100%で作るヴィーガン料理を、「和」のテイストで簡単に作れるレシピをまとめた書籍『ヴィーガン和食』が、5月20日に主婦の友社より発売された。
温暖化防止や人口増加による食糧危機を救うと言われ、今年のアカデミー賞関連のパーティで採用されたり、テニス界を代表するノバク・ジョコビッチ選手が食生活に取り入れたりと、世界的に話題となっているヴィーガン料理。ヴィーガンとは、完全菜食主義者のことを指す。ベジタリアン(菜食主義者)同様に肉や魚を食べないが、ヴィーガンはさらに卵・乳製品・はちみつ、精製過程で動物性の材料を使う砂糖(上白糖)を避けることも多い。
本書で紹介する「ヴィーガン和食」は、肉、魚、卵、乳製品、はちみつ、砂糖(上白糖)不使用。だしも動物性のものは避け、植物性100%と、野菜をメインにした和食レシピとなっている。
野菜やとうふ、乾物などで、コクや食べごたえを出すことができ、肉や魚の下ごしらえがない分、レシピはシンプル。本書に掲載の料理はすべてたったの3ステップ。一般的な和食の本に比べても少ない文字量で、料理初心者にも手にとりやすいレシピ本だ。
■れんこんのはさみ揚げ
分厚いれんこんではさんだ具は、肉のように見えて、実は野菜ときのこだけ。
■薄切り野菜のてまりずし
写真映えも抜群のヴィーガンずし。のせる具はすべて薄切り野菜で、ごはんにまぜるすし酢にも砂糖(上白糖)は使っていない。
■ころころ野菜のおでん
肉も卵も使わないヴィーガンおでん。トマトやかぶの甘みがしみ出て煮汁もおいしい。
著者:庄司いずみ(野菜料理家)コメント
「日本には古くから精進料理の文化もあります。和のごはんはとてもヴィーガンに近いと思うのです。食習慣が異なる世界中の方にも、和食を楽しんでもらえたら」
■書籍情報
『ヴィーガン和食』
著者:庄司いずみ
出版社:主婦の友社
定価:本体1400円+税
発売日:2020年5月20日
https://www.amazon.co.jp/dp/4074434245