『SPY×FAMILY』アーニャがかわいすぎる! 小さな超能力者の「わくわく」する魅力
アーニャが本当にかわいい
一方で、子どもらしく日常を楽しむ場面も多い。「アーニャぴーなつがすき」というアーニャは、留守を任されるときに「ぴーなつかいこんどけ」とマーケットの中で小躍りした。勉強は苦手だが、めでたくイーデン校に入学してからは、クラスメイトと時にはぶつかり合いながらも、共に協力しあって切磋琢磨しながら、日々成長している。ころころと表情の変わる様子と、そして角のようにも見える二つの髪飾りが、アーニャのトレードマークだ。さらに、個性的な口調もかわいらしい。黄昏を「ちち」、ヨルを「はは」と呼び、普段は少しぞんざいな口調ながらも、必要な場面では「だいじょうぶます」「がんばるます」と、少し不安げな丁寧語で語るアーニャ。
黄昏の見立てによれば4歳か5歳ほどの小さな身体ながらも、自身の超能力や、家族の裏の顔が悟られぬよう、よく考えながら動いている。家族のため、人のために全力を尽くすアーニャ・フォージャー。物語の結末がどこへ向かうかはまだ分からないが、アーニャのためにもフォージャー家が本当の家族となることを期待したい。
■誉田優
フリーライター・記者。ドラえもんと共に育った生粋の漫画好き。
Twitter:@yu__honda
■書籍情報
『SPY×FAMILY』
遠藤達哉 著
価格:480円+税
出版社:集英社
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