江戸川乱歩賞受賞作家による『コープス・ハント』 「カドブン」でミステリ評論家・千街晶之のレビューも

 江戸川乱歩賞を受賞した作家、下村敦史の最新作『コープス・ハント』が、1月31日にKADOKAWAより発売された。

 連続猟奇殺人鬼・浅沼聖悟が、死刑確定後に放った衝撃の告白に世間が騒然となる。それは自身の犯行の模倣犯を殺し、遺体を思い出の場所に隠したというものだった。事件に違和感を覚えていた刑事の望美は単身で捜査に乗り出す。引き込もりの中学生の宗太は、動画配信の先輩で尊敬するにしやんに持ち掛けられ、もう一人のユーチューバー、セイと三人でひと夏の“遺体捜し”の冒険に出るが――。事件を追う女刑事と遺体捜しの少年たち。両者が交錯するとき、「真実」は変容する。

 同作の発売に合わせ、文芸WEBマガジン「カドブン」ではミステリ評論家・千街晶之による同作レビューが配信されている。(https://kadobun.jp/reviews/63mbihlvea8s.html

■書籍情報
『コープス・ハント』
著者:下村敦史
発行:株式会社 KADOKAWA
発売:2020年1月31日
※電子書籍:ストアによって配信日が異なる場合があります。
定価:本体1,700円+税 
https://www.kadokawa.co.jp/product/321908000103/

■下村敦史(しもむら・あつし)プロフィール
1981年京都府生まれ。2014年『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。各ミステリランキングで高評価を受ける。難民問題、海外での山岳遭難など今日的なトピックスを真摯に扱いながらもエンタテインメントとして昇華させる筆力に定評があり、今、最も期待を集める新鋭である。著作に『真実の檻』『緑の窓口 ~樹木トラブル解決します~』『サハラの薔薇』『黙過』『悲願花』『刑事の慟哭』『絶声』などがある。

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