全国高校サッカー選手権優勝の静岡学園、総合監督が語る選手育成法『静学スタイル』

 静岡学園が全国高校サッカー選手権の優勝を決めた。静岡学園は、53歳でのJ1復帰が報道されたカズこと三浦知良、カズの兄で本人もサッカー選手・解説者として活躍したヤスこと三浦泰年など、60人以上のJリーガーを輩出した高校サッカー界の名門だ。強い静岡学園を築き、今大会監督を務めた川口修も育てた名将・井田勝通(現在は静岡学園サッカー部総合監督)の書籍が再度注目を集めている。

 同書は「お前たちがやっているようなサッカーは、他のどのチームもやっていない。自信を持って続けていけ」と選手たちに言い続けているという井田が、“15歳までに100万回ボールを触れ”“指導者と選手と言えども一人の人間同士”“指導者は最低10年のスパンで指導を考えろ”など独自の選手育成法を語っている。

 品切れとなり電子版配信だけになっている同書だが、出版社では重版も検討しているという。

■目次
第一章 指導力
・今の日本サッカー界を見つめ直す
・指導者への第一歩「人の真似をしても何も始まらない」
・コーチングの道を極めるために仕事、そして人生を投げ打つ
・死ぬまで現役のサッカーコーチをあり続けることを目指し志したブラジル流テクニックの道
・指導者たるもの、最低10年のスパンで指導を考えろ!
・大切なのは「スイッチ・オン」いかに子供の心に火をつけるか
・いい選手を見極めるためには「目」と「足」を見ろ!
・本当のサッカーの駆け引きを伝えろ!
・練習のための練習はするな いつも試合をイメージさせろ!
・選手を成長させるハングリー精神の追求
etc

第二章 技術力
・求めるサッカーは常に「美しくある」べき
・才能ある選手は路地裏から突然、生まれる
・ブラジルサッカーを日本式に活用
・サッカーの原点はドリブルにあり
・15歳までにボールを100万回触れ!
・型にはめない練習方法を実践せよ
・全国制覇へのアプローチ
・いい見本がスペシャリストを生み出す
etc

第三章 人間力
・心のコップを上に向けさせろ
・たゆまない努力と向上心がリスペクトと人間力を生む
・世界と戦える選手になるための条件
・いい男はピッチ内だけじゃない 「ナイトサイエンス」が人としての器を広げる
・理不尽と思えるものに価値がある
・指導者と選手と言えども一人の人間同士 真っ直ぐな目線で向き合え!
etc

■書籍情報
『静学スタイル 独創力を引き出す情熱的指導術』
著者:井田勝通
出版社:カンゼン
電子版配信中
<書籍・重版検討中>
http://www.kanzen.jp/book/b214429.html

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