又吉直樹の長編小説『人間』が3分でわかる漫画に 大橋裕之が「思い出したくない出来事」描く

 又吉直樹の長編小説『人間』の試し読み漫画が、毎日新聞出版の『人間』特設サイト内(https://ningen-matayoshi.jp/)で公開された。

 漫画を執筆したのは、1月公開のアニメーション映画『音楽』の原作者でもある漫画家の大橋裕之。『人間』の第一部の読みどころを5ページで執筆。主人公・永山が20代だった頃に起こった、思い出したくない「ある出来事」が漫画で描かれている。

 試し読み漫画は『人間』特設サイトで公開しているほか、一部書店で小冊子を順次配布するという。さらに、2020年1月10日(金)に『人間』の電子書籍発売が決定。各主要電子書店で予約受付を開始している。

■『人間』試し読み漫画URL
https://ningen-matayoshi.jp/contents/story.html

■『人間』あらすじ
 永山は、38歳の誕生日、古い知人からメールを受け取る。若かりし頃「ハウス」と呼ばれる共同住居でともに暮らした仲野が、ある騒動の渦中にいるという。永山の脳裡に、芸術家志望の男女と創作や議論に明け暮れた日々が甦る――。

■書誌情報
『人間』
著者:又吉直樹
発行:毎日新聞出版
定価:1,400円(本体)

■又吉直樹(またよし・なおき)プロフィール
1980年大阪府寝屋川市生まれ。吉本興業所属の芸人。お笑いコンビ「ピース」として活動中。2015年に本格的な小説デビュー作『火花』で第153回芥川賞を受賞。2017年には二作目となる小説『劇場』を発表。2018年9月より翌年5月にかけ、初の新聞小説となる『人間』を毎日新聞夕刊で連載。単行本『人間』は2019年10月に刊行。

■大橋裕之(おおはし・ひろゆき)プロフィール
1980年、愛知県生まれ。漫画家。2005年、自費出版誌『謎漫画作品集』を発表。2010年~2012年、『モーニング・ツー』にて『シティライツ』を連載。単行本に『音楽と漫画』、『シティライツ』、『夏の手』などがある。

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