清野とおる未収録&未発表集『まあどうせいつか死ぬし』発売 描き下ろし街歩きマンガも
『東京都北区赤羽』『その「おこだわり」、俺にもくれよ‼︎』等で知られる清野とおるが、初期の怪奇ギャグ漫画から、作者自身“いつ描いたか記憶にすらない謎の漫画”までをまとめた作品集『まあどうせいつか死ぬし~清野とおる不条理ギャグ短編集~』(小学館)を本日10月28日に発売した。
3号で廃刊となった幻のパチンコ雑誌に掲載されたカルト漫画『どんまい!パチンコちゃん』や、暗黒の新人時代を過ごした本の街・神保町で、敵意と殺意を抱いた描き下ろし街歩きマンガなど、単行本初収録と未発表作品だけでも100ページ超を収録している。 カバー背景など細部に至るまで作者の“おこだわり”が詰まった作品となっている。
本書は男編、女編、パチンコ編、ノイローゼ編の四章構成。各章の始まりには描き下ろし漫画が収録されており、清野とおるがそれぞれの章を解説。短編の中では『鬱休み』、『老人色の液体』、『キューポラのある家』、『どんまい!パチン子ちゃん』などは幻の初期作品にして、単行本初収録作品。その他の再録の短編も今回の出版にあたり、大幅に加筆修正した内容となっている。
■書籍内容
また描き下ろしには、清野ファンにはおなじみの街歩きも収録。東京神田の本の街「神保町鬱散歩」には、新人漫画家時代の屈辱の体験が描かれている。さらに漫画だけではなく、15年前に清野が初めて書いた短編小説や、音信不通になっていたかつての担当編集との対談企画、本書には収録できなかった「お蔵入り」作品紹介など、漫画以外の作品も多く収録されている。
■書籍情報
『まあどうせいつか死ぬし ~清野とおる不条理ギャグ短編集~』
著者:清野とおる
定価:本体1,200円+税
2019年10月28日発売
発行:小学館クリエイティブ
発売:小学館
本書紹介ページ:http://www.shogakukan-cr.co.jp/book/b471780.html
試し読み:http://tameshiyo.me/9784778038281