supercellが再び動き出す――「メルト」から「夜と青」へ、ネット発クリエイター集団が刻んだ足跡と功績
デビュー15周年、『超かぐや姫!』を経て再始動へ
supercellメジャーデビュー15周年となる2024年を機に、supercellの名を冠した動きが徐々に散見されるようになっていく。同年には、ryoが総合プロデュースを務めたEGOISTや初音ミクをボーカルに迎えたものなど、これまで彼が制作を行った楽曲で演目を構成した『supercell オーケストラコンサート』を開催。2025年夏には、supercellの過去楽曲のMV11本が11日間にわたってYouTubeにて順次公開された。
極めつきは同年11月に発表された、2026年公開の映画『超かぐや姫!』(Netflix)へのメインテーマおよび劇中歌の提供である。劇中歌として「メルト」と「ワールドイズマイン」の新規リミックスを担当し、2026年1月にリリースされた『CPK! Remix』には、やなぎなぎと初音ミク、それぞれの新規リミックス版が収録。supercellとしては久しぶりとなるryoとやなぎなぎ、そして初音ミクとのタッグが実現した。
『超かぐや姫!』は当初配信限定のみだったが、劇場上映も追い風となり一躍2026年を代表する作品へ。それに伴いsupercellそのものへの注目度も気運として高まった矢先で届いたのが、今回の“supercell再始動”の知らせだった。各所で上がっていた喜びの声からは、いかに多くの人々がsupercellの新たな活動を待ちわびていたかを改めて窺うことができるように思う。
supercellとしては約7年ぶり、加えてその名を広く知らしめた“声”=やなぎなぎがsupercellの新曲を歌うのは約15年ぶりとなる「夜と青」。今後公開される楽曲の全貌に加え、本作を契機に再び動き始める活動に、大きな期待を寄せている聴衆もきっと多いに違いない。令和の時代に再び動き始めた、平成のVOCALOID/アニメソングシーンを語る上で欠かせない存在であり、金字塔でもあるsupercell。「メルト」から始まった物語の先に、これからどんな新しい景色を見せてくれるのか。その物語の続きには、今なお大勢のリスナーが熱い視線を注いでいる。
※1:https://www.oricon.co.jp/prof/473727/products/804088/1/


























