新着MVランキング:B&ZAI、「EMPIRE」(Snow Man)カバー首位 8人だからこそ成立する規格外のステージ

MV Chart Forcus

 毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした音楽関連の新着動画から上位10作品/楽曲を取り上げ、ランキング化&レビューしていく連載「MV  Chart  Focus」。8月21日~8月27日のウィークリー新着のTOP10は以下の通り(※1)。

1位:B&ZAI「EMPIRE」from『B&ZAI LIVE 2026 Summer Beat』
2位:Snow Man「show time...」MV
3位:EBiDAN(恵比寿学園男子部)「Yes! 東京」ライブ特別編集版 from『EBiDAN THE LIVE 2026 15th Anniversary』
4位:スピッツ「見知らぬ糸」MV
5位:M!LK「爆裂愛してる」from『CDTVライブ!ライブ!』
6位:ENHYPEN「Bloody Paradise」MV
7位:大森元貴「灰色」MV
8位:SWEET STEADY「気味が悪いんだからねっ」MV
9位:剣持刀也「祝祭!無スティバル」MV
10位:ゆめみなな「ティラリラ☆スターチューン」MV

 今回首位を獲得したのは、B&ZAIがSnow Manの「EMPIRE」をカバーしたライブパフォーマンス動画だ。ちなみに、奇しくもSnow Manの新曲「show time…」のMVが2位にランクイン。一見するとデビュー前の後輩グループが下剋上しているような構図だが、Snow Manは集計期間の後半に公開され、2日分の再生数しか反映されていない状態でこの再生数と順位をつけている。それはそれで凄い勢いだ。

Snow Man「EMPIRE」Music Video

 さて、B&ZAIは先述したようにSnow Manの後輩にあたるSTARTO ENTERTAINMENT所属の8人組。単なるダンスボーカルグループではなく、メンバーそれぞれが担当楽器を持ったバンドでもある(“B&=バンド”とユニット名の由来にもなっている)。ギター、ベース、ドラムといったいわゆるロックバンド的な楽器に加え、サックスやヴァイオリンを担当するメンバーもいる、やや異色の編成だ。

 「EMPIRE」のパフォーマンス動画は、このグループのそんな特徴を活かしたショーケースとでも言うべきもの。モーツァルトの「交響曲第25番」ト短調に登場する有名なフレーズを大胆にサンプリングしたことでおなじみの原曲は、B&ZAIのユニークな編成にはうってつけの選曲だ。ストリングセクションを含む楽曲は数あれど、あれだけアイコニックなフレーズのあるものはそうそうない。

B&ZAI【EMPIRE(Snow Man)】LIVE 2026 Summer Beatより

 実際、公開されているパフォーマンス動画は5分弱と短いながらも実に盛りだくさん。ヴァイオリンの独奏とソロダンスにはじまり、ドラマチックな照明、高低差と奥行きを活かした舞台装置による目まぐるしくダイナミックなステージング、そして後半では各メンバーの演奏をふんだんに盛り込むソロパートも登場する。見た目には華やかなパフォーマンスだが、よく考えてみると、ダンスに歌唱に楽器演奏にとメンバーが凄まじく奔走していることが窺える。なにもそこまで全部盛りにしなくても……と感じさせるほどの忙しなさだ。

 ダンスボーカルグループがコンサートで生バンドを導入することは珍しくない。しかしメンバー自身がパフォーマンスを行いつつ、バンドとして演奏してみせるというのはなかなかの力技であり、B&ZAIのこのパフォーマンス動画はさまざまな意味で迫力がある。つまりパフォーマンスそのものも、その構成も。飛び道具的にもなりかねない演出に説得力を持たせる彼らのスキルや経験値にも思いを馳せてしまう。

※1:https://charts.youtube.com/charts/TopVideos/jp/weekly

新着MVランキング:Snow Man「グッタイム」初登場首位 「TFT」映像から探る華やかなサウンドの真価

毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした…

新着MVランキング:忘れらんねえよ首位獲得 『ヤニねこ』のメタ的な世界観、清々しい後味が残る秀逸な映像

毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした…

関連記事