「この事務所の史上最高傑作に」 KEY TO LITが誓うドームへの道ーー受け継ぐ伝統とデビューへの決意
ファンからの愛と祝福に包まれた公開記者会見
8月23日昼公演のMCでは、公開記者会見も行われた。デビュー発表後のライブに心境の変化はあったかと尋ねられた岩﨑は、「全然違った」と率直に明かし、東京公演初日の楽屋には「ちょっと不思議な緊張感があった」と振り返った。猪狩は「デビューにどうやったら繋げられるんだろう」と考えながら今回のツアーを作っていたと言い、そんなツアー中のデビュー発表に一瞬戸惑いがあったとも明かす。一方で、デビュー発表後に5人で話し合うなかで、「来てくれたお客さんのために全力でやることは変わらない」という結論に辿り着いたという。
ファンからの祝福も、5人にとって大きなものだった。中村は「『おめでとう』って声でみんなが包んでくれて。本当にデビューを発表できたんだっていうのと、みんなに本当に愛されてるなって実感しました」と声を弾ませる。発表から初日までわずか数日だったにもかかわらず、東京公演では「デビューおめでとう」と書かれたうちわがたくさん掲げられていることに、5人とも驚くと同時にファンからの愛を強く感じたと話した。
そして、デビュー発表当日の夜のエピソードも明かされた。佐々木によれば、5人でカラオケに行って歴代の先輩のデビュー曲を順番に歌ったとのことで、「『俺らここに入るのか』って。深夜3時くらいまではしゃいでました」と笑顔で振り返る。喜びを分かち合う時間だったが、そこから話題は徐々にこれからのことへ。「もっとスキルを上げなきゃいけない」「そもそもスキルって何?」「全員で同じことを頑張ればいいのか、個性を伸ばしたほうがいいのか?」と議論が白熱し、ラスト2時間ぐらいは5人で本気のケンカをしたことを明かした。
しかし、そのケンカの直後に5人で歌ったのが、V6の「WAになっておどろう」だったというから面白い。公演内でのコントを踏まえて、「俺だけじゃなくてみんなで歌いました!」と岩﨑も笑う。猪狩も「すごい一日で。デビュー発表させていただいて、ファミレス行って、カラオケ行って楽しんで、ケンカして、最後は『WAになっておどろう』。」「一生覚えていると思います」と振り返った。
会見では、10月からテレビ東京でレギュラー番組『キテレツキテル!』がスタートすることも発表。6月に放送された特番『キテレツキテル!?』からステップアップし、タイトルの「?」が取れたことに井上も「キテるんですね!」と反応。「KEY TO LIT、キテますか?」と問いかけられると、佐々木も「キテます!」と力強く答えて会場を沸かせた。
デビューを喜ぶだけではなく、その先に何が必要なのかを本気で話し合う。そんな5人の姿からは、CDデビューがゴールではなく、ここからが新たなスタートなのだという強い意志が感じられた。最後に、岩﨑は「KEY TO LITで3年以内にドームに立つ」という具体的な目標を掲げる。
伝統を守るだけではなく、時代に合わせて形を変え、新しいものとして未来へ渡していく。『NEO CLASSICS』というツアータイトルが示すその思想は、先輩たちの楽曲を歌い継ぐステージにも、5人の個性を発揮させるオリジナルの曲のステージにも、デビューを目前にして本気で未来を語り合う姿にも通じていた。これまでの軌跡すべてを力に変えながら、ここまで辿り着いた5人。KEY TO LITは今、受け継いだ“CLASSICS”を自分たちの手で“NEO”へと更新しながら、新たな歴史を作り始めている。