EXILE 松本利夫・ÜSA・MAKIDAI(BABY NAIL)が“レジェンド”と呼ばれる理由 『音楽の日』出演を機に振り返る功績
世界中での交流、落語・コント、DJ活動......EXILE勇退後の幅広い活躍
勇退後の活動も、三者三様で実に興味深い。
ÜSAは2006年、キューバへの旅をきっかけに、「ダンスは世界共通言語」をテーマとする個人プロジェクト「DANCE EARTH」を始動。世界20カ国以上を巡り、ダンスを通じた交流を重ねながら、その経験を絵本制作や舞台プロデュースなど多彩な表現へと発展させた。派生ユニット「DANCE EARTH PARTY」としても音楽活動を展開し、NHK Eテレ『Eダンスアカデミー』では主任講師として子どもたちをはじめ幅広い世代にダンスの魅力を届けた。文化庁「日本遺産大使」、テキーラPR大使を務めるほか、2018年からは国連WFPサポーターとして食料支援活動の普及にも尽力。さらに2019年からは、農業とエンタテインメントを融合した「オドル野菜プロジェクト」を全国各地で展開し、自治体や生産者と連携したイベントを通じて地方創生や一次産業の活性化に取り組むなど、ダンスを軸に人と地域をつなぐ活動を続けている。
MATSUは、2007年に行われた劇団EXILES 第一回公演『太陽に灼かれて』より役者活動を開始。2009年には初主演映画『LONG CARAVAN』が上映されるなど、EXILEの活動と両立しながら俳優としてのキャリアを重ね、現在も映像作品や舞台にコンスタントに出演し続けており、今年9月には舞台『呪怨 THE LIVE -再念-』を控えている。その一方で、2010年開催の初回以降、ライフワークとしてきた『松本利夫ワンマンSHOW「MATSUぼっち」』では、落語やコントなどにも挑戦。2016~2020年には同タイトルの冠バラエティ番組も放送され、おちゃめな素顔をお茶の間に届けていた。MATSUと言えば、今年4月に東京ドームにて開催された『EXILE LIVE 2026 “THE REASON”~PERFECT YEAR Special~』に出演した際、人一倍浮かれた様子で「俺はEXILEが大好きだ〜!」と叫んでいたのも記憶に新しい。難病と闘いながらも、ステージでは笑顔を輝かせるプロ意識の高さはさすが。まさにBABY NAILの愛すべき最年長である。
MAKIDAIは、2014年に始動したクリエイティブユニット・PKCZ®のフロントマン(DJ)として、DJ DARUMA、ALAN SHIRAHAMA(GENERATIONS 白濱亜嵐)とともに活動中。表立ってDJとして活動し始めたのは、2002年にリリースしたEXILEの1stアルバム『our style』の収録曲『D・T・B』からだが、実際はEXILEより前からDJをやっていたそうで、10代の頃からMAKIDAIを知るダンサーU-GE氏は「NYから帰ってきたMAKIDAIは、ダンスはもちろん、DJとしてもスキルアップしてて。スクラッチもめちゃくちゃ上手くなってましたし、それまで聴いたことのない曲のかけ方をし始めたので、MAKIDAIが回す(DJプレイをする)と、身内はみんなウェイウェイしてましたね(笑)」(※2)と語っている。EXILE在籍時には俳優として多数の作品に出演。2018年までは『ZIP!』(日本テレビ系)の火曜メインパーソナリティーを務めていたこともあり、MAKIDAIに対し、漠然と“爽やかな朝の顔”というイメージを持ち続けている方もいるかもしれない。だがPKCZ®のライブでは、“踊るDJ”という立ち位置でのびのびとプレイ。天然ボケな一面が垣間見えるMCでは、ぴけし隊(PKCZ®ファンの呼称)をたびたび爆笑に導く。近年は『EXILE MAKIDAI presents Japan Smile Bridge 〜未来への祭音〜』と題し、地域に根付くお祭りやイベントとタッグを組み、LDHのエンタテインメントを全国各地に届けている。
※1:https://realsound.jp/2024/04/post-1627908.html
※2:https://realsound.jp/2024/04/post-1627908.html