DOBERMAN INFINITY、結成12年の“今”を凝縮した『PRESENT』 ライブへ繋がる全4曲を語る
「人の気持ちが乗らないと歌にならない」AI時代における音楽への思い
――続く「Right Now」は約2分40秒のなかで、コンパクトに皆さんのパンチラインが並ぶ曲だなと感じました。
KAZUKI:ライブで盛り上がるアンセム「JUMP AROUND ∞」を超える曲を作りたくて。ビートはおなじみのDJ Sachihoさんに頼みました。今回のツアーの一番のアゲ曲になるはずですよ。歌詞のテーマは「今」。トピックが大きすぎて、ヴァースを考えるのに時間がかかりました。
KUBO-C:自分にとってはタイムリーなテーマでしたね。ちょうど年末のカウントダウンのときに、恒例の書き初めで「常に今がベスト」と書いていたんです。だから「これしかない!」と。
GS:僕は収録曲で唯一、個人的な世界観を歌詞にしました。これを書いたことで、まだまだ満足していない、納得できていないという気持ちが常にあると再確認できました。
――SWAYさんのヴァースにAI生成の話題が出てくるのですが、先ほど取材前には「チャッピー(ChatGPT)に聞いてみる」と発言されていましたね(笑)。
SWAY:チャッピーには色々と聞いてますよ(笑)。ただ最近、音楽業界にもAIが入ってきていて、それに任せっきりはどうなのかなと正直思います。あくまでAIは秘書、人間の代わりにはならないという気持ちがあるので。
彼らの提案に対し、最終的に決めるのは自分じゃないですか。SNSでも「この人みたいになりたい」というロールモデルを追いかける風潮がありますが、最終的な決断を誰かやAIに任せっきりにするのはよくない。
KUBO-C:僕は機械が苦手で、AIも一応使いますが使い方は下手な方です。でも判断材料として自分に取り込むのはいいと思うんですけどね。知らないことを知るという部分では便利ですが、軸がないと言いなりになる危険性もあるのかなと。
――歌声もAIで生成できる時代になっていますが、ご自身の歌と比較したりすることはありますか?
KAZUKI:しないですね。AIだなと感じる曲も出てきていますが、それに関して自分は否定派でも肯定派でもなく、今のところ“無”。いいものはいいと思うし、刺さらないものは刺さらない。ただ、自分でそれをやろうとは思わないというだけです。
クオリティの高いものが出てきますが、僕はトラックも歌詞もメロディも全部自分でやりたい派なので、今のところ使用する余地はないですよ。それに人の気持ちが乗らないと“歌”にならないと今は思っているので、AIには頼りたくない。ただ、来年も同じように考えているかどうかはわかりませんが(笑)。
――「Proud」はGSさんプロデュースということで。
GS:初めてプロデュースを任された曲でした。テーマを考えていたとき、浮かんだのが個人的に仲の良いスポーツ選手たちの言葉でした。僕自身も「DIってすごいね」と言われる度に「でしょ?」と言えない部分があって。だから新曲は「夢を叶えよう」ではなく、「ここまで頑張ってきた自分に胸を張っていいんじゃない?」というメッセージにしようと思ったんです。過去に作ってきた応援歌のなかにもないテーマだし、今だからこそ作れた曲かな。
P-CHO:GSのアイデアを聞いて、すごく共感できました。色々あるけれど、ここまでの歩みを誇ろうというメッセージが、なんかDIっぽいというか。今の自分たちに必要なメッセージだし、自分たちが歌うからこそリアルに響く。
KUBO-C:未来の自分を奮い立たせてくれるような曲に仕上がりましたね。自分を責めるよりも誇る。聴けば聴くほど「自分に当てはまる」と感じる部分が増えていくはずです。
――MVにはアスリートの方々が出演されていますね。
GS:全然知らない人にオファーするより、実際に関わりがあって、自分たちと同じように戦っている仲間に出演をお願いしました。読売ジャイアンツの吉川尚輝選手のほかにRISEの原口健飛選手、プロバスケットボール選手のテーブス海選手、ダンサー・MiYUさんにも出演してもらっています。
――EPの初回限定盤には、メンバーが居酒屋に集結した特典映像が入っているそうですね。こちらは?
P-CHO:飯を食って、飲んで、喋って。
KAZUKI:年齢の話し合いをしましたよね。
GS:僕とKUBOちゃんは学年が同じなんですけど、僕の方が半年早く生まれているので「先輩だ」と言うんですよ。でも貫禄も含めてKUBOちゃんのほうが先輩だと思っているので、いつか世の中に決着をつけてもらいたい(笑)。
KUBO-C:「貫禄」って、もう悪口じゃないですか(笑)。
――今度のライブツアー『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2026 "PRESENT"』は、どんな内容になりますか?
P-CHO:セットリストは、リハをしながら色々と変更していくと思いますね。やっぱりEP曲の置きどころはメンバー全員で大事に考えてます。
KAZUKI:今回の新曲をみんなにどう刺せるか、と考えてますね。
P-CHO:ただファンの皆さんに向けて作った「Once Again」の位置はぶっちゃけ、「最後に歌うかな」という気持ちで制作していたので、その役割をしっかり果たしてもらえればと思ってます。
SWAY:まあ、それもまだわからないですけどね(笑)。
P-CHO:ほかのところは、いつも通りのところもあれば、あえて崩していこうという提案もあります。今までとは違う楽しみ方をしてもらえるんじゃないかなと思います。
GS:DIのファンも、いい意味で変わってきているんです。2014年のデビュー当時は10代後半から20代前半の方が多かったんですけど、最近は「子どもができました」というコメントをよく見かけます。
12年も同じアーティストを応援し続けるのは簡単なことじゃないので、そこに絆を感じますし、「何回来てもいいよね」と言われるライブにしたいです。環境が変わったからこそ違う受け取り方ができる曲もあるはずですから。
■リリース情報
EP『PRESENT』
2026年7月8日(水)リリース
<収録曲>
1.戯言
2.Once Again
3.Right Now
4.Proud
■ツアー情報
『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2026 “PRESENT”』
公演日程
7月12日(日)大阪・グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)開場16:00/開演17:00
8月12日(水)埼玉・川口リリア・フカガワみらいホール(メインホール)開場17:45/開演18:30
9月2日(水)岐阜・長良川国際会議場 開場17:45/開演18:30
9月9日(水)千葉・森のホール21(松戸市文化会館)開場17:45/開演18:30
9月19日(土)福岡・福岡国際会議場 メインホール 開場16:15/開演17:00
10月15日(木)東京・昭和女子大学 人見記念講堂 開場17:30/開演18:30
<チケット情報>
全席指定:9,900円(税込)
D6シート:14,850円(税込)※全席指定:9,900円(税込)+アップグレード:4,950円(税込))
※D6シートはWe are D.I先行抽選予約の購入者限定受付。
詳細:https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/42070/
■関連リンク
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