M!LK、今夜放送GP帯初単独冠バラエティで膨らむ期待 “真の国民的アイドル”になるために必要な3つの要素を考察

 今まさに過去最高の黄金期へと駆け上がっているM!LK。7月に入り、その快進撃がさらに加速している。

 6月に開催された『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』では「最優秀ボーイズアイドルカルチャーアーティスト賞」など、5冠を受賞。一般層への浸透と、業界内での存在感が一段と高まったことを印象づけた。その強いブーストがかかった状態のまま、7月1日放送の『2026 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)に出演。宝塚歌劇団花組とのコラボレーションで「好きすぎて滅!」を披露すると、放送後には「#麗しすぎて滅」というハッシュタグが瞬く間にトレンド入りを果たした。

 さらに7月3日には、佐野勇斗がスマーティー・パンツ役で日本版声優を務める映画『トイ・ストーリー5』が公開され、東京ディズニーランドでのスペシャルグリーティングに登場。翌4日は『THE MUSIC DAY 2026』(日本テレビ系)のトップバッターとして3曲で構成されたメドレーを披露した。連日のように、これまでとは規模感の違うトピックスをお茶の間に届けている。

 “次の国民的アイドル”という呼び名も高まりつつあるM!LKだが、では彼らが今後超えていくべき壁、そして“国民的”と呼ばれるために必要なものとは何だろうか。SMAP、嵐、AKB48といった国民的グループを長年取材してきたライターの視点から、M!LKに期待したい3つのポイントを紐解いてみたい。

 まず現状をフラットに整理すると、「イイじゃん」「好きすぎて滅!」「爆裂愛してる」などの特大ヒットや『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)への初出場を経て、今の彼らは“アイドルファンに強い”、“若年層にバズっている”という段階から、“誰もが名前と顔を知っているグループ”へと移行するフェーズにある。

M!LK - 爆裂愛してる (Official Music Video)

 ただ、“ブレイク”と“国民的”は、そう簡単にイコールでは結びつかない。ここから求められるのは、全世代へ浸透させるための次の一手だ。「ファンではないけれどなんとなく好き」「テレビに出ているとつい見てしまう」といった、広大なライト層の獲得である。

令和の“国民的応援ソング”の確立

 1つ目は、令和の応援ソングの確立だ。SMAPの「世界に一つだけの花」、嵐の「Love so sweet」のように、イントロを聴いただけで誰もが「あの曲!」とわかり、老若男女がハッピーになる国民的ソングは、やはり国民的アイドルの称号に必要不可欠なものだろう。

ARASHI - Love so sweet [Official Music Video]

 印象的なポーズとセットのコミカルなトンチキ路線は若年層への強い武器だが、そこからさらに一歩進んだ、世代を超えて背中を押す王道ポップス。全国の運動会で曲が流れまくり、過去には『第98回選抜高校野球大会』の入場行進曲に選ばれた実績を持つ彼らなら、それは十分に可能だろう。SMAPや嵐が持っていた親しみやすさは、日頃から「日本を元気にする」を公言し、すぐそばで応援してくれているような感覚を与えるM!LKにも深く備わっている。

M!LK - イイじゃん(Official Music Video) 【第76回NHK紅白歌合戦歌唱曲】

 グループのなかで役者業をリードする佐野、山中柔太朗の主演/出演ドラマがヒットし、そこに主題歌としてM!LKの楽曲がそこに花を添える。それが実現した日には、今あるヒット曲を超えるほどの熱狂の渦が生まれるはずだ。

“入口”の多角化

 2つ目は、音楽以外の“入口”をさらに広げることだ。国民的グループは、ヒット曲だけなく、そこへ流れ込む複数の導線(映画、ドラマ、CM、バラエティ、情報番組など)が敷かれている。SNSを駆使して自ら情報を取りに行くファン層とはまた異なる、国民の“生活”に自然と入り込む露出を増やすことが今後の鍵となるだろう。

 よりそのスピードを上げるには、個性豊かな5人のメンバーが各自の得意分野でグループを背負う“個人活動の強化”が必須だ。歴代の国民グループも、そうやって認知度を伸ばし、ファンを拡大させてきた。先述した『トイ・ストーリー5』はもちろん、連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合)など、話題作への出演が途切れない佐野一強のようなグループの見え方をされていた時期もあったが、今のM!LKは違う。

 佐野には引き続き、ビッグタイトルのドラマ、映画での演技や『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)などの有名番組への出演を軸にM!LKの看板を担ってもらいたい。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)出演で大きな話題をさらった塩﨑太智には、飾らない人柄からにじみ出る陽のパワーと圧倒的好感度を得ている。小学生をはじめとする“ちびっこ層”の人気を総なめにするポテンシャルも秘め、今後の活躍が楽しみだ。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

M!LK OFFICIAL(@milk_official_2014)がシェアした投稿

 『2026 FNS歌謡祭 夏』で宝塚歌劇団花組とコラボした際には「M!LKに宝塚顔の子がいる!」と話題になるなど、メディアに出演するたびにそのビジュアルが“見つかっている”のは山中。そのビジュアルの攻撃力で、ファッションやコスメ系の広告を席巻しつつあり、またサッカー経験を活かした仕事への広がりにも期待がかかる。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

M!LK 曽野舜太(@sonoshunta_milk)がシェアした投稿

 曽野舜太は、学習院大学卒で実用英語技能検定(英検)準1級を保持。現在は気象予報士試験の勉強を続けている努力家だ。クイズ番組での活躍に加え、知性派ポジションとして教育系や子供向けのクリーンな番組との相性は抜群だろう。リーダーの吉田仁人は、レギュラーラジオで見せる機知に富んだトークスキルが武器。ラジオリスナーやサブカルチャーファンを「M!LKにこんなに喋れる子がいるのか」と唸らせ、今後さらに新たな裾野を広げることに期待したい。高い歌唱力とソングライティング力を活かしたソロの音楽作品でも才能を発揮している。

 このように、“入口”を多角化することも重要なポイントになってくるだろう。

関連記事