「絶対伝説のライブになる」──サブマリンオルカ号×マリンブルーデージーが語る『#楽園収穫祭』に懸ける想い

新ユニット・LindAma始動、奇跡のハモリと化学反応
──一方、「シュノーケル」は、どのように作っていったんでしょうか。
海音:マリブルにはもともと「ずっっっと!」という海の曲があるので、それとはかぶらない感じにしたいなと思って。私、曲を色で捉えるクセがあるんですけど、「ずっっっと!」は明るいエメラルドグリーンみたいな、シーグラスのイメージなんですね。じゃあ次はもうちょっと深めの色にしようと思って、海の中がいいなと思ったんです。「海の中で、人生とかいろんなものと絡めて歌にできるものは……シュノーケルだ!」と思い当たって。そしたら、まさかのスキューバと……。
リンダ:ふふふふ(笑)。
海音:オルカ号とほぼ一緒。怖かった(笑)。本当に意図していない偶然の一致だったので、最初に曲を聴いたときは衝撃を受けました。この話はずっとしていきたいです。
リンダ:オルカ号もマリブルもバンド名に「マリン」って入ってるのが共通点のひとつなんですけど、同じマリンでもマリブルは結構浅瀬寄りで、砂浜が見えるイメージがあって。
海音:うんうんうん。
リンダ:それに対して私たちは潜水艦なので、海中しか見えない(笑)。こんなに違いが出るのは面白いねっていう話を以前からしていたんですけど、それがすごくよく表れた2曲ですね。スキューバは下のほうだし、シュノーケルは上のほうだし。

──その“深さ”が、テーマ性とは反比例している感じも面白いですよね。歌っている内容的には「シュノーケル」のほうがむしろ深くて、「スキューバ」は「イエーイ!」って感じなので。
リンダ:そうですね(笑)。私の中では『リトル・マーメイド』のイメージなんですよ。「Under the sea」が流れる横で私たちがスキューバやってるみたいな、深海でどんちゃん騒ぎをしてる感じで。
海音:私がすごく思うのが、「曲を聴いた人を元気づけたい」という思いや「前を向きたい」って気持ちは2バンドに共通する部分だと思うんですけど、アプローチの仕方が対照的だなって。私が現実を見せることで向き合わせようとしちゃうのに対して、リンダさんは「一緒に夢見ようぜ」みたいな感じで歌ってくれる。その対比が面白いなってずーっと思ってます。
リンダ:私たちは路頭に迷った人たちをバーッと集めて「みんな! 今はとにかく楽しくやるよ!」みたいに元気づける感じで、海音ちゃんたちは現実に向き合う強さをくれる感じかな。マリブルに突きつけられた現実で傷ついた人を私たちが癒す、じゃないですけど(笑)。そこで夢見がちになった人を、今度は海音ちゃんたちがまた現実に戻してあげるみたいな。
──循環システムが確立しているわけですね。
リンダ・海音:そうですね(笑)。

──それに加えて、このたびおふたりによるユニット・LindAmaも始動しました。初音源「楽園みたいな」のリリースに続き、『#楽園収穫祭 海ノ歌ゲ』では初ライブを行います。これはどういう経緯でやることに?
リンダ:スタッフさんから「やってみたら?」という提案をもらった瞬間に、「やりたい!」と思って。お互いにバンドとはまた違う表現ができるかもしれないし、それは面白いなと思って始めることにしました。
海音:最初は「どっちかの個性を消してしまうんじゃないか」という怖さもあって、一瞬だけ迷ったんですけど。初めてふたりでスタジオに入ったときに、リンダさんに歌だけ歌ってもらって私が即興でコードをつけるっていうのをやったんですよ。それがめちゃめちゃよくて、「なんだこれは!」って(笑)。そこで奇跡が生まれた感じがあって、「これはもうイケるぞ」という手応えがありました。
リンダ:ふたりでやってよかったなとすごく思ったのが、ハモリ。海音ちゃんは「私じゃそのハモリはつけられないな」と感じるラインを考えてくれるので、それがすごく楽しいです。やっぱり、普段全然違う音楽をやってる子のエッセンスが加わってくるのは新鮮ですね。
海音:リンダさんの歌ってめちゃめちゃ魅力的で、私にとってはちょっとだけ嫉妬の対象でもあるんですよ。そこに並ぶことができる自分の武器はコード理論とかだと思ったので、LindAmaではうまくお互いの良さを出し合えてるなと思います。歌詞でも、リンダさんの書くファンタジー性を感じる歌詞に私のドキュメンタリー性を混ぜても大丈夫なのかなって悩んだところもあったんですけど、逆にそれがスパイスになって意外とマッチしたなと感じています。



















