Snow Man ラウールが切り拓く新たな景色 アイドル、モデル、俳優……挑戦と試行錯誤を続ける表現者の歩み
6月27日、Snow Manのラウールが23歳の誕生日を迎える。グループ加入当時は15歳、そしてデビュー当時は16歳。“最年少のセンター”として注目を集めたラウールは、今や世界のランウェイに立ち、俳優としても実績を重ねる存在となった。さらに今年の誕生日に放送されるファッション特番『The Fashion Post』(日本テレビ系)で、MCを務めることも決定している。そんなラウールの、直近の挑戦と活動の歩みを振り返りたい。
ラウールの近年の挑戦を語るうえで欠かせないのが、2025年9月13日に配信された単独ドキュメンタリー『RAUL:ON THE RUNWAY』(Prime Video)だ。同作には、ミラノやパリでの活動を含む約1年半にわたる挑戦の日々が収められている。「パリコレを歩いているモデルがこのグループ(Snow Man)にいますよって、一個の価値だなって」という思いを胸に挑戦を始めたラウール。しかし、映し出されていたのは決して華やかなだけの世界ではなかった。
まずは、ミラノ・ファッションウィークにセレブリティとして単身参加。オーディションの機会を広げるため、「いろんな人に会うことで、次のきっかけになったらいいな」とショーへ足を運び、各国のメディア取材を受けたり、セレブリティと交流したりと、自ら可能性を広げていった。その地道な“種まき”が、後の『VOGUE HONG KONG』2024年4月号での撮影にもつながっている。
また、同作から伝わってくるのは、ラウールの並々ならぬ努力だ。パリコレモデルへの挑戦にあたり、プロフィール撮影前には本格的なダイエットを実施。「(頬が)コケてるのが重要って聞いたので、コケさせました」、「昨日は朝6時から夜10時まで仕事で、プラス絶食と水抜きして」、「人生で一番痩せてる。お腹と背中がくっつきますよ。今63kg」など、過酷な状況を明かしていた。だが、「壁がきたときこそチャンス。乗り越えようとする力が成長につながる」とも語ったラウール。その言葉通り、困難から目を背けずに挑み続ける姿勢が印象的だった。
だが、現実は決して甘くない。パリコレモデルへの道のりでは30社ものオーディションに落選。「自分のことは信じてるし、嘘の自信でも持ち続けてきた。でも、どこかで現実的な自分が『ヤバいぞ』っていう」、「そもそも『カメラを回そう』って言ってくれたのがマネージャーの1人だったんですけど、『なんでOKしちゃったんだろう』って」、「『ダメそうだな』、『やめたい』とかはめっちゃ思いました」と、不安や葛藤も率直に吐露していた。それでも挑戦を止めなかった結果、Maison MIHARA YASUHIRO、ANREALAGE、SAUL NASHなどのランウェイを歩くことになる。番組内でラウールは「謙遜じゃなくて運が良かった」と語っていた。もちろん運もあっただろう。しかし、諦めずに挑戦を続け、「やめない」という選択を重ねたからこそたどり着いた結果であることも間違いない。
こうしたモデル活動に加え、昨年は俳優としても存在感を発揮した。2025年7月期に放送されていたドラマ『愛の、がっこう。』(フジテレビ系)で、GP帯連続ドラマ初出演を果たしたのだ。その演技は高く評価され、『第29回日刊スポーツ・ドラマグランプリ(GP)』助演男優賞、『TVstationドラマ大賞2025』新人賞を受賞した。もちろん、Snow Manとしての活動も充実しており、2025年4月、6月にはグループ初となるスタジアムライブ『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』を開催。モデル、俳優、アイドルと、それぞれのフィールドで着実に経験を重ねていることがわかる。
そして23歳の誕生日当日には、『The Fashion Post』でMCを担当する。これまで世界のファッションシーンに飛び込み、学び続けてきたラウールが、今度は発信する立場として番組に参加することになる。どんな話が展開されるのか、非常に楽しみだ。
見る者を驚かせるエンターテインメントを届け続けてきたラウール。その完成度の高さに目を奪われがちだが、ここまでの歩みを振り返ると彼の魅力は、成長していく過程そのものをエンターテインメントにできることにあるのかもしれない。16歳でデビューした少年は、挑戦と試行錯誤を重ねながら、新たな景色を見せ続けている。23歳の1年では、どんな姿を見せてくれるのだろうか。その歩みを楽しみに見守りたい。
























