乃木坂46、新体制の夏へ 42ndシングルで見えた新体制の布陣、5期生 一ノ瀬美空が初センターで担う覚悟
乃木坂46が7月22日にリリースする42ndシングル『是非に及ばず』の選抜メンバーが、『乃木坂工事中』(テレビ東京系)にて発表された。
41stシングルの活動をもって、3代目キャプテンとしてグループを支えてきた梅澤美波が卒業。菅原咲月が4代目キャプテンに就任し、グループとして新たな体制へと移行するタイミングで、5期生の一ノ瀬美空が初めて表題曲センターに選ばれた。梅澤が築いてきた大きな現在地の先に、乃木坂46はどのような布陣で新しい夏を迎えるのだろうか。今回のフォーメーションは、その現在地と未来図を同時に示すものになっている。
一ノ瀬美空センターの“納得感”、朝の生放送やラジオで広げた新たな入口
選抜は18人編成。3列目に森平麗心、筒井あやめ、田村真佑、林瑠奈、菅原、中西アルノ、岩本蓮加、弓木奈於、大越ひなの。2列目に五百城茉央、川﨑桜、井上和、池田瑛紗、遠藤さくら、矢田萌華。そしてフロントには賀喜遥香、一ノ瀬、瀬戸口心月が並ぶ。3列目9人、2列目6人、1列目3人という構成の中でまず目を引くのは、一ノ瀬を中心に、4期生の賀喜、6期生の瀬戸口が両翼を担う1列目だろう。現在の乃木坂46を中心で支えてきた4期生、そしてこれから新しい風を吹き込む6期生。その2人に挟まれる形で一ノ瀬がセンターに立つ今回の並びは、一ノ瀬が新たな役割を引き受けることを印象づける。
一ノ瀬のセンター起用には、意外性よりも、ここまで積み重ねてきた役割の延長線上にある“納得感”がある。加入当初から一ノ瀬は、5期生の中でも明るさや人懐っこさ、場の空気を柔らかくする力で存在感を見せてきたメンバーだった。『乃木坂工事中』でも、前に積極的に出るキャラクターというよりも、周囲の流れを見ながらリアクションやコメントで場を温めるタイプで、バラエティ的な対応力と、グループ全体の雰囲気を明るくする力は、彼女の大きな武器になってきた。
その力がよりはっきり形になったのが、『THE TIME,』(TBS系)での約2年間のレギュラー出演だろう。乃木坂46に加入して間もない時期から朝の生放送に出演し、情報番組の中で乃木坂46を届ける役割を担ってきた。自身のブログでは、生放送に慣れていない中で最初は不安が大きかったこと、それでも番組の空気に支えられながら、その緊張も楽しめるようになっていったことを明かしている(※1)。「乃木坂配信中」では『THE TIME,』出演日の朝に密着した動画も公開され、自宅で起きてから番組に向かうまでの姿が映し出された(※2)。早朝の生放送に向かう日々は、仕事というだけではなく、一ノ瀬が乃木坂46の外側に立つ経験を積む貴重な時間でもあったはずだ。
さらに、2026年からは田村真佑とともに『ベルク presents 乃木坂46の乃木坂に相談だ!』(TOKYO FM)にもレギュラー出演。4期生の田村と並んで言葉を交わすラジオの場は、一ノ瀬にとって、先輩世代と交わすトークの中で自分の色を出す場所になっている。『ar』(主婦と生活社)の連載「みくのきもち」では、彼女の“かわいい”に対する感度や柔らかなキャラクターが前面に打ち出されてきた。情報番組、ラジオ、ファッション誌。いずれも方向性は違うが、一ノ瀬はそれぞれの場所で、乃木坂46の入口になり得る親しみやすさを広げてきた。42ndシングルのセンターは、その積み重ねの先にあるポジションと言える。
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