SHINee「皆さんが僕の希望です」ーー日本デビュー15周年、ベルーナドームで提示した“これから始まる物語”

4人が語る心からの感謝、シャヲルから15周年のサプライズも
メインステージに戻った彼らを迎えたのは、スタンド席に描き出された「15TH おめでとう」という文字。6月22日に日本デビュー15周年を迎えるSHINeeに、シャヲル(SHINeeファンの呼称)からのサプライズプレゼントだ。今や電子制御のペンライトで文字を描くこともできるが、SHINeeは2015年の初ドーム公演からずっと、座席に1枚1枚置かれた紙で文字を描くスタイルを貫いている。スタッフにも愛されている証拠だ。バンドが日本デビュー曲「Replay -君は僕のeverything-」を奏で始めると、ONEWのリードでメンバーたちが日本語バージョンで歌い始めた。ステージには歴代日本アルバムのジャケット写真が飾られた豪華なケーキも登場。メンバーたちが、「SHINee、シャヲルおめでとー!」と叫ぶと、リーダーのONEWが「皆さんのおかげで、ここまで来られました。ありがとうございました!」と感謝を伝え、「せーの」の掛け声で4人それぞれが願いを込めてろうそくを吹き消すマネをした。

最後の挨拶では、ONEWが「皆さんのおかげで時間が早すぎて……。でも皆さんの愛が自分の中に残りました。久しぶりに皆さんと一緒のステージ。自分の中に大切な記憶として残っています。何と言ったらいいのか、言葉にできないのが悔しいけれど……サランハムニダ(愛しています)。皆さんがいつも一緒にいてくれるから、自分たちが一緒にSHINeeをできます。いつもありがとうございます。皆さんが待っていてくれるから、長く活動できるようにもっと頑張りますので、見守ってくださいね」と柔らかな声で愛を伝える。
続いてTAEMINが「皆さんのおかげで、今日、本当に楽しかったです。僕たちSHINeeは皆さんと会えて嬉しかったです。4人が集まってコンサートをするのは8年ぶりですね。意味深いコンサートにしてくれて、ありがとうございます。SHINeeの活動や僕たちが歩いている道を皆さんが今まで見守ってくれたように、これからもよろしくお願いします。今日、本当に最高でした。また会いましょう。皆さん、大好きです!」と力強く宣言。
MINHOは「たくさん来てくれて、本当にありがとうございました。皆さんがSHINeeとSHINee Worldを守ってくれて嬉しいです。僕たちSHINeeがもっともっと頑張って、この場所をずっとずっと守ります。この景色、本当にキレイ。絶対に忘れません。最後にお願いがあります。僕がSHINeeと言ったら、皆さんはWorldと言ってください」と言って、満員のドームでコール&レスポンスを楽しむと、「いつも皆さんが僕の希望です! 本当です!」と世界イチのシャヲルぶりを発揮。
KEYはそんなメンバーたちを見て「知らないうちにみんないろいろ準備していて、裏切られた気分」と笑いながら、「何よりも雨の中来てくれて、こんなにキレイな景色を作ってくれて、ありがとうございます。韓国では5月がデビュー月、6月は日本デビュー月。日本デビューしてから日本オリジナル曲を出したり、日本だけで活動して日本全国を回って、メンバーとファンの皆さんとの忘れられない思い出を作りました。今回の『[THE INVERT]』は[I]なので、[Ⅱ][Ⅲ]も絶対に来ます。約束します! 皆さんが応援してくれる限りSHINeeはステージに立つので、これからもよろしくお願いします。10年以上、ドームという大きなステージに立たせていただいて、SHINeeのメンバーとして、皆さんに感謝しています。ありがとうございます」と想いを伝えてくれた。
アンコールの最後に持ってきたのは、「Everybody」。25曲以上パフォーマンスした最後の最後に激しさ特Aクラスの曲を持ってくるとは、なんたる体力オバケぶり。さらに最終日のWアンコールでは、日本で初パフォーマンスとなる「Poet|Artist」を披露。空にマイクを向けて、最後まで5HINeeの絆を見せてくれた。

「Poet|Artist」前のエンディング映像は、オープニング映像を逆再生し、落ち切ったところから上昇が始まるという“INVERT”の概念を視覚化したものになっていた。地獄の底から次の煉獄へと向かう“反転”なのか……。そして冒頭に触れた「The Trilogy II 2027 E canterò di quel secondo regno」の文字が示されたが、この『神曲』の背景を知って見ると、2028年に向けての展開がより楽しめるかもしれない。
グループとしてだけではなく、メンバー各人がソロアーティストとして確固たる活動を行っているSHINee。その個が集まってグループになったときのパワーは、単に×4ではなく計り知れないものになる。MINHOのボーカルは今の大人のSHINeeにぴったりだし、ONEWは歌だけでなくダンスが各段に上手くなっていた。ソロだと孤高の存在のTAEMINは、SHINeeになると安心して末っ子感を出す。そして、KEYはそのトーク力で好き勝手なことをしゃべりまくるメンバーたちを回収する。SHINeeというグループでしか見られない、そしてSHINeeのライブでしか見られない素晴らしい空間が出来上がる。それを見守るのが、シャヲルなのだ。このライブシリーズが『神曲』をモチーフにしているのなら、迷える主人公を光へ導くのが、パールアクアグリーンのペンライトで会場を埋めてくれるシャヲルなのでは……? と、妄想しつつ、来年の『The Trilogy II』を楽しみに待ちたい。


























