PSYCHIC FEVERの時代はすぐそこに 海外での成長を示した生バンドツアー東京公演レポート
念願だったという生バンドを入れたスタイルに挑戦したツアー。昨年より一回りも二回りも大きくなった姿で、“ForEVER”(PSYCHIC FEVERファンの呼称)を熱狂させた。本稿では4月15日に東京・Zepp Haneda (TOKYO)にて行われた東京公演の様子をレポートする。
名刺がわりと言わんばかりで代表曲を立て続けに繰り出し、ライブは冒頭から熱気と興奮に包まれた。1曲目「SWISH DAT」で会場は一気に沸き立ち、「東京、Are you ready!?」と声をかけると、観客は「ハイ!ハイ!」という掛け声とともに一斉に手を上下させて盛り上がる。メンバーは膝を着いてラップし、フォーメーションやソロダンスなど目にも魅せ、続けて1月にリリースした最新ナンバー「Run It Back」を繰り出すと、メンバーがマイクチェンジするたび会場は大歓声で沸いた。
〈Say Hoo!〉というコール&レスポンスから始まった「Just Like Dat」は、ファンの掛け声や大合唱も重なり、会場が一体となった様子に「最高です!」とメンバー。さらに7人が腕を組んで横一列に並び、ウェーブを繰り出すダンスでも魅せた。また「Temperature」では、ミディアムのメロウなメロディのボーカルにペンライトの光が揺れる。メンバーはステージをゆっくり歩きながら、客席を指さすなどのファンサービスで会場を沸かせた。
「東京、盛り上がってますか?エネルギーを最大限使って、今日1日を楽しんで帰ってください!」(小波津志)
「この時間が最高になることを約束します」とコメントして披露した「Pinky Swear」は、ピンクのライトに照らされた会場で、観客もメンバーも手を左右に揺らしながら楽しむ。7人がセットの階段に集まって座って歌う様子も微笑ましく、会場が温かいムードに包まれ、〈Pinky Pinky Swear〉と囁くキメには会場が黄色い歓声で包まれた。
雨音や雷のSEで始まりシリアスなムードで聴かせた「Cold Rain」と、熱くヘヴィーなバンドサウンドをバックに聴かせた「WARRIORS」では、力強くもドラマチックな世界観で観客を惹きつけた。どんなどしゃぶりでも、やまない雨はない。苦難を乗り越えて、何度でも立ち上がる。武者修行という戦いの日々がよみがえり、彼らが経験して来たことの説得力が生み出す、メッセージに勇気をもらった人は多いだろう。
ここからはハイチェアに座り「僕たちのルーツをお届けしたい」とコメントして、「Love Fire」などをしっとりとしたアレンジで披露。会場にはクラップも響き、バーでセッションしているような、ムーディーな雰囲気が広がった。『THE ROOTS』というツアータイトルに込めた気持ちを、「原点に戻って改めて、世界、日本全国へ挑戦するという、熱い思いが込められている」とコメントしたWEESA。さらに、「僕たちの先輩方の曲と僕たちの曲をミックスさせてお届けしたい。ただカバーするだけじゃなく、リスペクトを込めて作ったのでぜひ楽しんでほしい」とコメントして、EXILEの「Lovers Again」をミックスした「Best For You」を届けた。ソウルフルなフェイクで始まり、ファルセット、コーラスやハーモニーなどを交えながら歌った同曲。熱く激しいパフォーマンスから一転、力強く真っ直ぐでエモーショナルな彼らの歌声に、観客は静かにうっとりと聴き入った。またこのコーナーは撮影がOKで、多くのファンがペンライトとスマホを手にステージを楽しんだ。「Gelato」では、メンバーも自撮り棒で、自分たちや観客席を映しながらパフォーマンス。「ぜひ僕たちのカッコイイ姿をSNSにあげてください!」。
また、2023年のツアーには“自己紹介”の意味を込めていたこと、2024年は“夢への熱気”、昨年は”進化”を伝えするツアーだったこと、そして今回のツアーを経て7月に4周年を迎えることを話し、「楽しいだけではなく、うまくいかないこともあり、いろんな経験をメンバー、家族やスタッフ、ForEVERの皆さんと歩んで来て、全てがかけかえのない最高の思い出になっている」と振り返った小波津。
「ForEVERの皆さんに向けて初めて作詞をした曲。これまでの感謝の思いと、これからも一緒に歩んで行きたいという思いを込めて」と、「ForEVER」を3年ぶりに披露した。
タイトルを聞き沸いた会場。ゆったりとしたリズムと、キーボードを中心にしたサウンドに、体をゆっくり左右に揺らした観客。メンバーが手を左右に大きく揺らすと、いつしか会場にもペンライトの光が揺れ、ステージと客席が一つに。7人の歌から伝わる、僕らは一人じゃないといったメッセージに、目頭を押さえながらステージを見つめる観客の姿も見つけることができた。
後半戦は、DJのド派手なダンストラックに、メンバーが次々と出て来てソロダンスを繰り広げたコーナーからスタート。熱く賑やかなムードと個性にあふれたスキルフルなパフォーマンス。会場はメンバーが出てくるたびに大歓声で沸いた。