&TEAM、初見の観客も熱狂させる華やかなパフォーマンス OneRepublic来日公演スペシャルゲストの役割を見事完遂

 日本発9人組グローバルグループ &TEAMが、2月25日に神奈川・Kアリーナ横浜、同月27日に兵庫・GLION ARENA KOBEで行われた世界的ポップロックバンド OneRepublicの来日公演『ONEREPUBLIC "From Asia, With Love" 2026 in JAPAN』にスペシャルゲストとして出演した。

 OneRepublicのフロントマンであるライアン・テダーは、&TEAMの楽曲「Dropkick」のプロデュースに参加しており、音楽的なつながりがある2組の共演に、公演前から注目が集まった。本稿では、2月25日に行われたKアリーナ横浜公演での&TEAMのステージをレポートする。

 世界的なバンドの公演ということもあり、グローバルで幅広く多様なオーディエンスが集った。&TEAMのステージはスペシャルゲストということもあってか、始まる直前でも少し緩やかな空気感だ。

 客電が消え、&TEAMのロゴマークがモニターに映し出されると、ペンライトの光がところどころに光りだし、歓声が上がる。広いステージに横一列に並んだ9人の姿が光と共に浮かび上がり、始まった1曲目は「Back to Life(Japanese ver.)」。迫力ある歌い出しで強く印象付ける。大音量の生バンドの演奏にのせて、激しいダンスと独自の世界観を開始早々に突き付けていった。ボトムスはデニムで揃え、トップスは個々の個性を活かしたロックテイストの滲む衣装がバンドサウンドにもマッチしている。

 続いて「LUNATIC」へ。先ほどの物語性の強いパフォーマンスから一転し、ピタッとそろった激しい群舞で魅せ、力強いパフォーマンスの高い温度感を少しずつ会場に広げていく。そんな熱量が伝わったかのように、徐々に客席からも拍手と歓声が沸き起こる。

 おなじみの挨拶とメンバー一人ずつの自己紹介に続き、FUMAがあらためて観客に&TEAMの紹介をして「夢のように光栄です」と笑顔を見せた。初見のオーディエンスに向けKが「バラエティや情報番組、去年は紅白にも出させていただいて…どこかで僕たちを見たことある方いらっしゃいますか?」と呼びかけると、客席からは歓声が起こる。「今日は尊敬してやまないアーティストのライブ。盛り上げていきたいと思います!」と笑顔を見せた。続いてHARUAが「次の楽曲はロック調の曲、そしてエモファンクテイストの楽曲。ぜひみなさんも激しく一緒に盛り上がってくれたら」とオーディエンスに投げかけると、ステージが暗転し次のセクションへ。

 鋭いギターの音と激しいビートを刻むドラムとベースが鳴り響き、「Go in Blind (月狼)」へ。激しさの中に垣間見せる美しいハイトーンボーカルに、差し込まれるクールなダンススタイル。ほとばしる熱量とのコントラストが絶妙で、客席を惹きつけていく。「Under the skin」では、歌い出しからハンズアップを煽ると、オーディエンスからも少しずつ手が上がり始める。シンプルな舞台だからこそそれぞれのソロボーカルが際立ち、個々の実力がよくわかる一曲だ。

 立て続けに見せたハードなパフォーマンスに息を切らせつつ、「次はロックバラード。耳を澄ませて聞いてほしい」と語りスタートした「Heartbreak Time Machine」。曲名が告げられると、会場に散らばるLUNE(&TEAMのファンネーム)からは大きな歓声が上がった。ステージに横一列広く立ち、ボーカルの魅力だけでシンプルに聴かせる。会場のあらゆる場所からもペンライトが揺れ、感動的なメロディに華を添えていく。曲の終盤には、手を挙げ大きく左右に振る振りを会場に煽ると、客席も徐々に手を上げ一体感を増していった。

 感動的な一曲からまた違う表情で魅せたのは「MISMATCH」。シティポップライクなダンスサウンドで一気に空気を変え、ダンス&ボーカルでパフォーマンスをするグループらしい独自性とキラキラとした笑顔を見せる。

 続くMCでは、OneRepublicのライアン・テダーが制作に参加した「Dropkick」についても語られ、「僕たちもLUNEも本当に大好きですし、盛り上がる曲なので、この後に流れたら楽しんでもらえたら嬉しい」と期待を煽る。

 そしてOneRepublicの好きな曲についても明かされた。JOのお気に入りの楽曲は「RUNAWAY」。「運動しながら聞いている。力をくれる曲」と明かし、NICHOLASは「たくさんあるけど「Nobody」。力が必要な時は聴きながら頑張っています」と続けた。MAKIは「昔から聞いてる。特に『Counting Stars』が好き」と思い入れのある楽曲をそれぞれ紹介した。さらに、EJが来月のカムバックを告知。さらに5月からはこの日の会場であるKアリーナ横浜から新しいツアーが始まると語り、喜びをあらわにした。

 客席を煽りながら始まったのは、待望の「Dropkick」。前向きでポップなメロディに合わせたダンスの軽やかさと、歌詞とシンクロするような喜びにあふれた笑顔、双方の音楽性を繋いだ一曲で会場を盛り上げていく。さらにひとりずつ声の魅力を示していくように静かで熱い想いを歌い上げた「Who am I」へと続いた。

 「まだまだいけますか!最後の曲になります!」と紹介されたのは「FIREWORK」。客席からのチャントやシンガロングが響く中、ステージの端から端まで客席に笑顔を見せ盛り上げ、ロックジャンルとの相性の良さを見せつけていく。ラストナンバーまで細やかなステップワークとボーカルで会場をあたため、スペシャルゲストとしての重要な役割を果たしてステージが終了した。

 ファン層が重なりにくいタイプのアーティストだが、共通点も多くある二組の共演。OneRepublicのファンにとっても、&TEAMのファンにとっても、新たな音楽との出会いの場となったことだろう。初めは静かに見ていた観客が徐々に盛り上がっていく姿も見受けられ、&TEAMが実力あるグローバルなグループであることが示されたステージだった。

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