櫻坂46、14thシングルフォーメーション分析 藤吉夏鈴センター復帰、層の厚さを示す四期生初選抜の意義

 櫻坂46が3月11日にリリースする14thシングル表題曲「The growing up train」のフォーメーションが、2月1日深夜放送の『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)で発表された。

センター 藤吉夏鈴が示すもの、田村保乃・的野美青が担う勢いと安定

 センターを務めるのは二期生の藤吉夏鈴。シングルに限って言えば、6thシングル『Start over!』以来、二度目の表題曲センターとなる。番組内で彼女が語ったのは、「四期生の子たちも今回から選抜に入ってくれてるので、私も先輩として背中を見せていけたらなと思っていますし、メンバーみんなでいいシングルを作れるように頑張っていきます」という言葉だった。センターに立つ責任を、個人の挑戦として抱え込むのではなく、後輩が入ってくるタイミングだからこそ「自分がやるべきことがある」と言い切っているのが頼もしい。今回の14thシングルは、その姿勢をフォーメーションの形で示したシングルにも思える。

櫻坂46『Start over!』

 フロントは、二期生の田村保乃と三期生の的野美青が両脇を固める。センターの藤吉は、細かな表情や目線で楽曲のムードを作ることができるメンバーだ。そこに、安定感と華やかさで全体を整える田村と、力強く前へ押し出す的野が並ぶことで、フロントの役割が一層分かりやすくなる。藤吉が曲の中心を担い、2人が安定感と勢いを足していく。3人でバランスを取りながら、曲の見え方を強くする配置と言えるだろう。

櫻坂46『流れ弾』
櫻坂46『Make or Break』MUSIC VIDEO

 そして今作最大のトピックは、四期生が初めて選抜入りを果たしたことだ。山川宇衣、浅井恋乃未、佐藤愛桜の3人が選抜に入り、完成度の高い布陣の中に新しい個性がはっきり組み込まれた。フォーメーションは1列目が3人、2列目が6人、3列目が7人。2列目には大園玲、山﨑天、山川、浅井、森田ひかる、村井優が並び、3列目には中嶋優月、向井純葉、松田里奈、佐藤、守屋麗奈、山下瞳月、谷口愛季が控える。各列に経験のあるメンバーが揃っているからこそ、四期生を安全策のポジションに寄せる必要がない。初選抜の3人も、控えめな配置ではなく、最初からフォーメーションの中でしっかりと役割を担う場所に組み込まれている。

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 四期生3人が選ばれた理由は、パフォーマンスでもバラエティでも、それぞれの強みがすでに見えていたことだと考える。たとえば、3列目の佐藤。3列目というのは後列ではあるものの、フォーメーション全体の揃い方や空気感を支える列でもある。佐藤は、張り詰めた空気を崩さずに“立てる”タイプだ。四期生合宿の課題曲「静寂の暴力」でセンターを務めた際も、派手に煽るのではなく、目線や表情の強度で場を締め、楽曲の緊張感を成立させていた。櫻坂46の表題曲が求める“静”の説得力は、こうしたメンバーが後方でブレずに支えることで増していく。

四期生ドキュメンタリー『櫻坂46 四期生物語 ーいま、わたしたちに、できることー』Episode 07

 そのため、今回3列目に彼女が配置されたのは、曲の質感を担保する役割を任せられたとも言えるだろう。経験豊富な先輩が揃う3列目で、立ち位置や視線の使い方を間近で学べることも大きい佐藤の配置には、今の安定感を活かしながら経験値を積ませる意図があるのではないだろうか。

櫻坂46 四期生 Vlog「佐藤 愛桜」

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