&TEAM、日韓ダブルミリオン・『紅白』出場・『レコ大』受賞の喜びを大いに語る K「地に足着けて一生懸命頑張っていきたい」
&TEAMが日韓ダブルミリオン達成記念『&TEAM 'Back to Life' FAN SHOWCASE』を11月30日に東京・六本木ヒルズアリーナで開催した。
今回のショーケースは、韓国デビュー作であるKR 1st Mini Album『Back to Life』が発売初日にミリオン達成、前作『Go In Blind (月狼)』のミリオン達成とあわせて日韓ダブルミリオンを達成したことを記念し行われた。
肌寒いが心地よく晴れた会場には、抽選で選ばれた多くのLUNÉ(=ルネ/ファンの呼称)が集まり、熱い盛り上がりを見せた。
ステージ中央に9人が登場すると、LUNÉの大きな歓声で迎えられた。この日オープニングを飾ったのは「Lunatic」。迫力のある息の合った力強いパフォーマンスで、観客の視線を一気に惹きつける。
続いての「MISMATCH」では、空気が一変。甘さのあるボーカルとダンスで魅了していく。圧巻のパフォーマンスでイベントがスタートした。
この日のMCはドランクドラゴン・塚地武雅が担当。和やかにトークが繰り広げられた。
まず、日本アーティストとして初の日韓ダブルミリオンを達成した現在の想いをFUMAが語り、「応援してくださったLUNÉのみなさんに感謝を伝えたい。ありがとうございます!」と感謝を伝えるとメンバー全員がそれに続く。さらに「ここまでの3年間、決して順風満帆な物語だったわけではなく、いろんなことがあった中で、LUNÉのみなさん、スタッフのみなさんがあきらめずに応援してくださったおかげ」と、これまでの道のりを振り返った。
『第67回 輝く!日本レコード大賞』でもグローバルな活躍を見せたアーティストに贈られる「特別国際音楽賞」を受賞。国際的な飛躍を遂げたことに触れられると、Kは「光栄なことばかり。“Japan to Global” という目標を掲げてから、正直僕たちも『いけるのか?』と思ったり、LUNÉも不安だったと思うけど、LUNÉと一緒に一歩一歩前に進みながらいただいた結果。一緒に乗り越えてきた家族のような9人のメンバー、スタッフ、関係者のみなさん、LUNÉのみなさん、全員でいただいた賞。これからも驕らずに、地に足着けて一生懸命頑張っていきたい」と謙虚な姿勢を示す。
『第76回NHK紅白歌合戦』にも初出場。意気込みを尋ねられたHARUAは、「紅白は、小さい頃から毎年家族と観ていた番組。出場が決まって僕と同じくらい家族が喜んでいて、特におじいちゃん、おばあちゃんが楽しみにしてくれている。&TEAMらしく、武器であるパフォーマンスでたくさんの方を魅了できるようにがんばりたい」と意欲を見せた。
JOは「2025年を紅白出場で締め括れるのはとても光栄。トップアーティストの方々と同じ舞台に立つので緊張もするんですけど、みなさんに愛される世界に羽ばたくアーティストになるという夢に近づけるように、全力で舞台に立ちたい」と語った。
KR 1st Mini Album『Back to Life』についてもトークを展開。
YUMAが「『MISMATCH』のHARUAの最後のパートが好き。HARUAの声にぴったりあっていていいなと思う」とお気に入りポイントを挙げると、HARUAは「僕もこのパートが大好きで、一生懸命録音したので気に入ってもらえて嬉しい」と嬉しそうに語る。
TAKIは「僕は『Who am I』が大好きなんですけど、その中でもMAKIのサビのパートが大好き。ポップスみがあるというか、この曲を代表する部分だと思う」と語り、それに対しMAKIは「僕も『Who am I』はめちゃくちゃ好き。一番近くにいるメンバーに言われて嬉しい」と喜びを語った。
EJは「僕は『Heartbreak Time Machine』のブリッジ、YUMAのパートが好き。歌詞とYUMAの声が合っていて一番お気に入り」と語ると、YUMAも「曲をもらった時からすごい好きなパート。EJくんにそう言ってもらえて嬉しい」と笑顔を見せた。
アルバムの準備期間、大変だったことを聞かれると、NICHOLASは「タイトル曲『Back to Life』は、ラップの部分をどうやってかっこよく歌おうか悩んでいて。今回は日本語と韓国語バージョンがあって、歌詞が変わると表現も変わるからそこはめちゃめちゃ練習して、いい感じに録れました」と自信をうかがわせた。
11月28日にリリースされた「Back to Life(Japanese ver.)」について、「日本語になって好きになった部分は?」との問いには、JOが「MAKIのラップの部分が好き。〈今全細胞が叫び出す〉って歌詞が、&TEAMらしいオオカミのコンセプトにあっていて、歌詞の意味もMAKIのディティールも素敵だなと思った」と語った。
HARUAは「EJくんのラップの部分、〈荒削り それでいい〉ってところの〈荒削り〉っていうのが僕たちらしくもあるし、がむしゃらに駆け抜けてきた&TEAMの軌跡を表したような歌詞だと思う。気に入っています」とこちらもグループの個性と歌詞の親和性を気に入っていることを明かす。
飛躍の一年となった今年だが、&TEAMの次の目標や来年の抱負を問われたMAKIは「2025年は、いろんな目標を達成できた一年。来年は行ったことのない国や地域、ヨーロッパやアメリカに行ってパフォーマンスするのが大きな目標。来年2月に予定されているOneRepublicさんのコンサートにゲストとして出演させていただくんですけど、それも楽しみにしていただけると嬉しい」とますますの飛躍に自信を見せた。
またアメリカのビルボードで5つのチャートにランクインしたというニュースについてTAKIは、「最初聞いた時はとても驚いたし、夢だったので嬉しかった。僕たちがアジアツアーを通して、どこにいても歌を覚えて歌ってくれている姿を見ていつかチャートインできたらと思っていました。パフォーマンスが世界に届いたみたいで、とても幸せです」と語る。
EJも「アメリカのビルボードに初めて入ったのは光栄だし、韓国デビューを通して世界に&TEAMを知ってもらってるんだと自覚して、すごく嬉しかった」と晴れやかな表情を見せた。
客席との記念撮影を終えると、最後にメンバーを代表してK、EJ、FUMAからメッセージが送られた。
Kは「たくさんいい報告ができたのもLUNÉのみなさんのおかげ。『やっと結果が出た』といろんな方に言っていただいたけど、撒いた種がつぼみになった一年、来年大きな花を咲かせるための一年だったと思います。来年も全力でがんばるので一緒に駆け抜けていきましょう!」と意欲を語る。
EJは「2025年は初めてのアジアツアーもあったし、韓国デビューも、いろんな挑戦をした年。LUNÉのみなさんのおかげで、いい結果に繋げることができて幸せです。最初は、僕たちがLUNÉのみなさんを『まだ見られてない景色に連れていくぞ』という気持ちで走っていたけど、振り返ってみるとLUNÉのみなさんがここまで連れて行ってくれたと思います。これからも大変なことがあっても支え合っていきましょう!」とLUNÉとの強い絆を再確認する。
FUMAは「僕たちが世界を目標に、日本から世界に行くって簡単なことではない。より大きな&TEAMになるために、LUNÉのみなさん一緒に着いてきてくれますか?」と客席に呼びかけると、LUNÉから大きな歓声が返される。あたたかいレスポンスに喜びの表情を見せ、「これからも応援よろしくお願いします!」と全員が笑顔を見せた。
最後は「Back to Life(Japanese ver.)」のパフォーマンスでエンディングを飾る。エネルギッシュでストーリー性を感じさせるコレオと、息の合ったボーカルワークでその実力を見せつけ、イベントは熱気に包まれたまま終了した。