INIリレーインタビュー Vol.7:西洸人 常に感じるMINIの存在ーー繋がりとリスペクトこそがグループらしさに

INIが持つ強みは「MINIの存在」

――今回の映画は、“INIとMINIの繋がり”も大切なテーマになっていると感じました。デビュー以降の活動のなかで、ファンの存在を最も強く感じた瞬間はいつですか?

西:いっぱいある、というか、常に感じています。ライブの時もそうですし、CDのリリース時もそうですし。常に一緒にいて、今こうやってインタビューを受けている時もMINIが読んでくれるんだろうなと思いながら話しているので。ただ、あえて言うならフェスなど、他のアーティストさんと一緒のイベントに出た際には、背中を押してくれているなと特に強いパワーを感じます。自分たちも結構気合が入る場なので、そうして応援していただけることがすごく心強いですし、より一層楽しめますね。

――INIがデビューした2021年当時と比べると、現在は国内外で多数のボーイズグループが活躍しています。そうしたなかで、INIだけが持つ強みはどこにあると思いますか?

西:それもMINIの存在だと思います。本当ですよ! もちろん、もっと自分たちだけの強みが増えたらいいなとは思いますけど、MINIの存在と、メンバー一人ひとりの繋がりが深いところに関しては、僕らだけの強みだなと思いますね。

“わがままし放題のライブ”のソロステージで感じた難しさと手応え

――今年の『LAPOSTA 2025 SHOW PRODUCED by MEMBERS』で行ったソロステージについても教えてください。振り返ってみてどうでしたか?

西:すごく楽しかったです。ステージに立つこと自体はもちろん、それまでの準備期間も印象的でした。

――具体的に、準備期間で印象に残っていることは何でしょうか?

西:楽曲制作だったり、ステージングだったり、映像だったり、セットリストだったり……本当に0から考えたのですが、その工程がすごく好きで。それを考えて考えて、練って練って練って、みんなの前で披露するというのは最高に気持ちよかったですね。普段のライブは演出家の方が考えてくださって、物事が進んでいくなかで自分たちの意見を言うことは多少なりともあるのですが、やっぱり11人分の意見を全部取り入れるのって難しくはあるので。僕のわがままし放題のライブというのは新鮮でとても楽しかったです。

――MINIの反応は想像できていましたか?

西:1週間前にインスタライブで少し話したり、曲をYouTubeで先行配信したこともあって、ステージのここで盛り上がるだろうなというのは、ポジティブに想像できました。何も知らないままライブに挑むのもおもしろいとは思うのですが、いきなり初めての曲ばかり聴かされて置いてけぼりにしてしまうことにはしたくなかったんです。

――今後もソロステージというのはやっていきたいですか?

西:本当にやっていきたいです。初めてだったこともあって、いろいろ勉強になりましたし「普段やっていただいていることは、こんなに大変なんだ」と一人になった瞬間思ったのもあったので。それを知れた上で、もう一回やりたいなと思っています。

――西さんのソロ曲は、かなり赤裸々に内面を曝け出すようなリリックも印象的です。

西:僕個人は結構ストレートに曝け出すような楽曲が好きなんです。でも、グループだから11人全員が同じことを思うのはなかなか難しいし、グループの楽曲でそういう歌詞を歌うことは難しいですよね。そういうこともあって、ソロでは内面的なところを歌いたいな、それをやるなら今しかできないなと思って、その時々に感じていることを書くようにしています。

――グループ結成当初は、これから楽曲制作の勉強をしていきたいとお話しされていたと思うのですが、そこから考えると楽曲数もかなり増えましたよね。

西:全然まだまだ勉強中ですけどね。でも、これからも作り続けていきたいなとは思っています。実は、ソロステージの時とは全然違うテイストの曲を、今作っていて出す予定なんです。ちょうどそれに関連した映像を撮っているところなので、ぜひ期待してほしいですね。

西洸人、俳優業への挑戦は?

――グループに目を向けると、各メンバーが個々でドラマ作品やバラエティ出演、ソロ楽曲のリリースなど幅広く活動されている印象です。個人の活動は、グループにどんな影響を与えていると思いますか?

西:僕自身はそこまで個人での露出が多いタイプではないのですが、本当にメンバー全員面白いので、お茶の間の方たちから愛されているのは嬉しいなと思って見ています。俳優業も頑張っていて、デビュー当初よりも演技ができるメンバーがだんだん増えてきていますし。周りの友人たちからも「このドラマに出てるよね!」と言われたりもするので「すごいな」と思っています。

――西さんご自身も演技に挑戦してみたいという気持ちは?

西:「こんな僕でもいいなら!」って感じです(笑)。本業で俳優をしている方に対して失礼にはなりたくないですし、役者さんと肩を並べるなんて想像しただけで恐れ多くて、恐縮してしまいます。どうしても「この役を、西洸人で見てみたい!」と言っていただけるなら「よろしくお願いします!」と言いたいです。

――きっとこのインタビューを読んだMINIの皆さんは「ぜひ見たい」と思うのではないかと想像してしまいます。

西:そうだとありがたいですね。でも自分的にはグループのなかでも最年長で、今28歳。この仕事は寿命があるものだと思ってやっているので、ゆくゆくは制作側で、自分がやってもらったことを誰かにやるという立場で活躍できたらいいなと思っています。

――他のメンバーに個人でやってみてほしい活動は、何かありますか?

西:たじ(田島将吾)にロケ番組のリポーターをやってみてほしいです。本人はなんとも思っていないけど、見ているMINIはちょっとドキドキする感じが面白くなりそうだなと。見てみたいですね。

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