Snow Man、ライブ規模拡大の理由とは? 全17公演の5大ドームツアーから海外フェス出演まで一貫した想い
今や破竹の勢いでスター街道を進み続けているSnow Man。そんな彼らが、11月よりドームツアー『Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON』をスタートさせる。
Snow Manは、デビュー前の2019年から毎年ライブを行なってきた。デビュー年である2020年はコロナ禍だったため配信という形になったが、4日間で全9公演を生配信し、2021年の『Snow Man LIVE TOUR 2021 Mania』では有観客ライブが復活。全国7都市のアリーナで32公演を開催した。
翌2022年の『Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.』は全国8都市35公演と規模を大きく拡大。そして2023年には、初のドームツアー『Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME』で大阪、東京、福岡、愛知の全国4都市で10公演を行い、2024年の5大ドームツアー『Snow Man Dome Tour 2024 RAYS』は前年から北海道が追加となり、愛知、福岡、東京、大阪の全国5都市で13公演を完走し、ド派手な演出やYouTubeでの一部生配信などが話題になったことは記憶に新しい。さらに、今年4月、6月には初のスタジアムツアー『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』も開催。約28万4000人を動員した。それに加えて、今回のドームツアーだ。しかも昨年と同じく5都市をまわりつつ、公演数は17公演へと増えている。
こうして振り返ってみると、着実にライブの規模が大きくなっていることがわかる。彼ら自身が成長したということもあるが、ファンに会う機会を増やそうとしているという狙いがあるとも想像できるだろう。というのも、Snow Manの行動からは明確なファンへの思いが伝わってくるのだ。たとえば、ライブではメインステージだけに留まらず、センターステージやバックステージ、トロッコ、リフター、気球などで会場中を移動。国立競技場でのスタジアムライブでは、バックステージからスタジアム側に延びた階段の先にもステージが設置されるなど「どの席からでも楽しんでほしい」という彼らの気持ちがひしひしと伝わってくる。
また、メンバー全員が個人のInstagramアカウントを開設しており、仕事についての告知はもちろん、プライベートや日常のふとした瞬間を自分の言葉とともに発信している。これも、応援してくれているファンへ少しでも自分たちの日常をお裾分けしたい、距離を縮めたいという気持ちの表れではないだろうか。ちなみに、9人全員のテイストを統一するわけではなく、そこにそれぞれの個性がしっかり見えるのもSnow Manらしい。ほかにもインタビューでは度々ファンへの感謝を語っていたり、ライブチケットが取れなかった人のために全国の映画館でのライブビューイングや生配信を行なったり、さまざまな場面からSnow Manがファンを大切に思っていることが伝わってくる。
スタジアムライブのライブ会見時には、「Snow Manがここまでこれた一番の理由について」という質問に対して、リーダーの岩本照は「一番の理由は、応援してくださる方たち。サポートしてくれてる方たち。この9人だったからっていうのも一番大きい理由かなっていうふうに僕は思います」と答えている(※1)。このような言葉や発信を考えると、ライブ規模の拡大とともにさまざまな施策を行うことでファンと会う機会を増やしていると言っても過言ではないだろう。
Snow Man、初のスタジアムライブは「奇跡的な景色」 国立競技場初日公演後の囲み取材を徹底レポート
『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』4月19日国立競技場公演の後に行われた囲み取材の模様…そして、『Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON』はもちろん、昨今では8月23日に行なわれた『SUMMER SONIC BANGKOK 2025』や、12月13日、14日に開催される『2025 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN』への出演も予定している。今まで以上にファンと会えるチャンスを広げている印象だ。そんな彼らはどんな内容の5大ドームツアーを行なうのだろうか。今から楽しみだ。
※1:https://realsound.jp/2025/04/post-1996928_2.html