「ツアー始まったばかりなのに、すごく充実感があるんだよね」（慶太）という言葉から、慶太が珍しく内面を吐露するような話を始めた。「毎年ツアーやらせてもらってるし、みんなも来てくれるけど、これって当たり前の状態じゃなくて。ダンサーの方、スタッフの方もそうだけど、いろんな方に関わってもらっているし、一年一年、感謝しなきゃなって。当たり前だと思って過ごしているのはもったいないじゃん……なんか暑苦しくていやだな（笑）。でも、少しでも感謝の気持ちを伝えられたらなって」

　ここからライブはクライマックスへ。「Boom Word Up」「Feel the beat」と新旧のニュージャックスウィング系の楽曲を続けて、2001年の2ndシングル表題曲「Feel The Fate」、2005年のヒットナンバー「変わりゆく空」へと繋げる。本編ラストは「New World -Remix-」。w-inds.の音楽的変遷において大きな意義を持つダンストラックによって、会場のテンションは最高潮へと達した。

　アンコールは「ライブが終わっても、一緒にいよう」というファンへの思いから生まれた「Imagination」でスタート。ここでスペシャルゲストの島袋寛子、谷内伸也（Lead）、KIMI（DA PUMP）が呼び込まれ、「Like a fam feat.島袋寛子, 谷内伸也(Lead), KIMI(DA PUMP)」をセッション。ラストはデビュー曲「Forever Memories」。サビのフレーズで観客の大合唱が生まれ、心地よい一体感へと結びついた。

　最後にダンサー全員を丁寧に紹介し、生声で「ありがとうございました！」と挨拶。会場は祝福の歓声と拍手で包まれた。新体制になって3年、アルバム『winderlust』とともに展開された今回のツアーによって慶太と涼平は、w-inds.を“新たなピーク”へと押し上げた。とにかくこの先が楽しみでしょうがない。そう思えたことが、このツアーの最大の収穫だったと思う。

※1：https://realsound.jp/2025/03/post-1966038.html

■セットリスト
『w-inds. LIVE TOUR 2025 “Rewind to winderlust”』
7月16日（水）東京・NHKホール

01.Zip It
02.FLY HIGH
03.try your emotion
04.Look at me
05.IT’S IN THE STARS
06.ブギウギ’66
07.Who's the Liar
08.FAKE IT
09.Paradox
10.Strip
11.ORIGINALISM（慶太ソロ）
12.The End of Waiting（涼平ソロ）
13.Get Down
14.One more time
15.Rookies
16.Run
17.Time Has gone
18.Let's get it on
19.Boom Word Up
20.Feel the beat
21.Feel The Fate
22.変わりゆく空
23.New World -Remix-
En1.Imagination
En2.Like a fam feat.島袋寛子, 谷内伸也(Lead), KIMI(DA PUMP)
En3.Forever Memories

■ライブ情報
香港公演『w-inds. LIVE TOUR 2025 "Rewind to winderlust" in in Hong Kong』
2025年10月4日（土）AsiaWorld-Arena
17:30開場／19:00開演（現地時間）

台湾公演『w-inds. LIVE TOUR 2025"Rewind to winderlust" in Taipei』
2025年11月29日（土）TAIPEI INTERNATIONAL CONVENTION CENTER
18:00開場/19:00開演（現地時間）
※当日の状況により変更の場合あり

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