夢を抱いて、がむしゃらに走り続ける――KJRGLにしか出せない輝き、『Second_Flight』を振り返る

 ライブもいよいよ終盤。スペシャルコーナーを終えた感想を語り合い、「prologue~~the deepest blue」や「Jigsaw Mind」といったポップなナンバーで場内を再びヒートアップさせると、それぞれが最後の挨拶をした。

「これからも上を目指して頑張っていくので、応援をよろしくお願いします」(KOUKI)、「無理はしないで、ちゃんと寝て、(ごはんもしっかり)食べてくださいね。僕たちも大変な時があるけれど、VOISEAがいるからそれができるんです」(DIEN)、「デビューしてから9カ月ほど経ちましたが、その間にみなさんと見た数々の景色は当たり前じゃないと思っています。これからもKJRGLをたくさん愛してください」(SAERON)、「こんなに早く2回目のライブが実現できて、しかも大きな会場でやれて、本当に幸せです」(RIKU)、「今回のステージのために一生懸命頑張りました。すごくつらい時期もありましたが、このように観にきてくださった人たちを見ると、もっと頑張りたいという気持ちが大きくなりました」(ISAAC)。

 ほっとしたのか、挨拶の途中でメンバー同士で抱き合う場面もあり、場内はすっかり和やかなムードに。そして、本編は初披露の新曲「Tip∞Toe」をパフォーマンスするサプライズと、ライブ向きのハードなナンバー「Cloud_Six」で幕を閉じた。その後のアンコールで披露したのは、「SUPERSONIC」と「Generation_Cloud(DJ SUXUMI Remix)」。舞台を去る直前に「本当に楽しかった!」と手を振っていたメンバーたち。その気持ちはVOISEAも同じだったはずだ。

 J-POPとK-POP、両方のよさを取り込みながら自らのスタイルを作ろうと努力を重ねてきたKJRGL。そのおかげだろうか、2度目の単独ライブ『Second_Flight』では、彼らにしか出せない輝きをしっかりと放つことができた。だが、彼らは現状に満足せずに、「もっと先へ、さらなる高みを」と夢を抱き、今後もがむしゃらに走り続けるだろう。今回のステージを観る限り、次の展開もかなり期待できそうである。

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