櫻坂46 森田ひかる、原点回帰のセンター起用 グループ改名後5周年を迎える今、彼女に求められる役割とは?

 欅坂46時代から小柄ながら、ダイナミックなダンスパフォーマンスに定評があった森田。2019年末に放送された『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ 2019⇒2020』(TBS系)では平手友梨奈に代わって、「黒い羊」のセンターを務めたとき時からその片鱗を見せていたが、そこから5年でパフォーマンス力も向上し、たくましくなってきた。森田の魅力のひとつが、150.5cmという小柄な体格だ。精緻なフォーメーションダンスが求められる櫻坂46のパフォーマンスにおいて、森田の存在感は欠かせない。森田が前面に立ってパフォーマンスすることで、2列目、3列目のメンバーにもスポットが当たり、客席から見た時ときには映えるだけではなく、森田の存在感も際立ってパフォーマンスに説得力が生まれる。さらに、森田はアイドルになる前はダンス未経験というハンデを背負いながらも、それを補うには有り余るほどの表現力で櫻坂46のクリエイティブ面を支えてきた。それを支えるダンススキルも、『Nobody's fault』からは目覚ましく向上している。

 三期生が台頭しつつある現在の状況において今回のフォーメーションは、森田が6年で積み上げてきた経験値がグループに結実されるということでもある。三期生の成長が著しいとはいえ、山下がブログで先輩という存在の大きさを明かしているように(※1)、二期生の背中を見て学ぶことはまだまだ多いはず。一期生全員の卒業に加えて、四期生の加入も控える中で、櫻坂46の原点でもある森田を再びセンターに起用するのは必然だったのかもしれない。

 櫻坂46は今年、改名から5周年を迎える。欅坂46の結成から考えると、10周年。これまでの総決算という意味でも、今、森田の存在が求められている。

※1:https://sakurazaka46.com/s/s46/diary/detail/57563

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