LE SSERAFIM、来年は「もっともっと恩返しができる一年に」 日本3rdシングルの完成度とFEARNOTの熱気

 LE SSERAFIMが12月12日、東京・日本橋三井ホールにて、日本3rdシングル『CRAZY』の発売記念ショーケースを開催した。

 今作は12月11日にリリースされた作品。LE SSERAFIMが日本で音源をパッケージとして発表するのは、2023年8月23日に発売された日本2ndシングル『UNFORGIVEN』以来、およそ1年4カ月ぶりのことである。今回のショーケースは、事前抽選で当選したファンを招き、メンバーがFEARNOT(ファンの呼称)との交流を楽しむ形で行われた。

 開演10分前、会場に足を踏み入れると、そこにはFEARNOTの高い熱気が満ちていた。BGMとして流れるLE SSERAFIMの楽曲に合わせ、ファンから自然と沸き起こるかけ声。メンバーの名前を何度も叫んでは、これから始まるショーケースのステージに胸を高鳴らせている。LE SSERAFIMは、日本のファンにこんなにも愛されているのだと、会場のあたたかな空気に胸を打たれた。

 一瞬、BGMの音量が大きくなってフェードアウトすると、大きな拍手が鳴り響き、LE SSERAFIMの5人がステージに登場。白と黒のモノトーンで統一された衣装に身を包んだメンバーは、とてもクールだ。

 5人が「こんばんは、LE SSERAFIMです!」と挨拶をすると、FEARNOTたちから大歓声が。メンバーがひとりずつ挨拶をした後、声援が飛び交うなかでフォトセッションが行われ、いよいよ今回のショーケースの目玉であるパフォーマンスパートへと移った。

 会場が暗転すると、5人は今作のタイトル曲「CRAZY -Japanese ver.-」を披露。ずしんと体の奥まで響いてくるビートに合わせ、KIM CHAEWON、SAKURA、HUH YUNJIN、KAZUHA、HONG EUNCHAEがそれぞれ難易度の高いダンスを繰り広げていく。韓国語版の「CRAZY」で初挑戦となったヴォーギング(腕と足を大きく使いながらモデルのポージングをイメージして踊るダンス)は、日本語バージョンとなる今回の楽曲のダンスにも組み込まれていたが、やはり現場でそのパフォーマンスを観ると圧巻。モデルのような動きを交えた振り付けと一糸乱れぬダンスは華やかで美しく、そして強さとクールさも兼ね備えている。LE SSERAFIMならではの世界観を表現したステージで会場を魅了していく。

 1曲目が終わると、会場は歓声と拍手の嵐に包まれる。その様子を見て、ガッツポーズをするメンバー。今回のショーケースで、あらためて大きな手応えを得られたようだ。

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