IS:SUE、カッコよくも愛らしい次世代を作る“スーパーヒーロー”の姿 REBORNを魅了した初ファンコンサート

 IS:SUEが2ndシングル『Welcome Strangers 〜2nd IS:SUE〜』のリリース日となる11月13日と14日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて、キャリア初となるファンコンサート『2024 1ST IS:SUE ASSEMBLE - WE ARE IS:SUE』を開催した。

 IS:SUEはオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のファイナリストで、RIN、NANO、YUUKI、RINOからなる4人組のガールズグループ。今年6月19日にデビューシングル『1st IS:SUE』をリリースし、オリコンやビルボードのランキングで1位を獲得。本公演は待望となる初のファンコンサートで、会場であるパシフィコ横浜にはこの日を待ちわびでいたREBORN(読み方:リボン/ファンネーム)が集結し、2日間で1万人を超えるファンが彼女たちに熱い声援を送った。

IS:SUE

 開演5分前になると場内が暗転し、ステージ上に設置されたドーム型のスクリーンに地球上を飛び交う通信用電波のような映像が流され、幻想的なサウンドと時折鳴り響く重低音とともに会場内の空気がゆっくりと変化していった。やがて、ステージに大量のスモークが流れ込むと、スクリーンには有機物が合成されていくような煌めきが浮かび上がり、手と手を繋ぐ映像に続いて、「NOW/WE FINALLY CONNECT/WELCOME BACK/ARE YOU READY/IT’S COMING UP TO YOU」と接続に成功したという文字列とAIのアナウンスが流れると、休養中のRINを除くNANO、YUUKI、RINOの3人が、火花の上がるステージに姿を現した。女性の観客を中心に興奮に満ちた歓声が上がるなか、この日のために特別なダンスブレイクを用意したデビュー曲「CONNECT」でライブをスタートさせた。ジャージークラブ、EDM TRAP、HIPHOPと多彩な変化を見せるビートに合わせて、ダイナミックさの増したダンスで惹きつけると、観客は曲に合わせた完璧なコールを送り、会場の熱気は一気に上昇した。

YUUKI

 今回はファンコンサートということもあり、メンバーたちの素顔を覗くことができるシーンも設けられていた。1曲を終えた後のMCでは、ステージに上がった際の感想を聞かれたNANOが「こんなにたくさんの方々がいるという心の準備ができていなかったので入場したときは驚きました。たくさんのREBONに囲まれて幸せです」と率直な心境を語る。YUUKIは「今日は3人のステージになるのですが、RINの分まで頑張りたいと思います」と意気込みを語ると、NANOは今回のステージを行う条件として、「1つ目は、みなさんにこの会場である1つの場所に集まっていただくこと。2つ目はみなさんが私たち、IS:SUEのことを強く思ってくれること。そうすることで、私たちIS:SUEがここに召喚されるということになっています」と解説し、オープニングの演出を補足。RINOは「今日1日は私たちとみなさんだけのプライベートな時間だと思ってください」とチャーミングな笑顔で呼びかけた。

RINO

 「Report of  IS:SUE ASSEMBLE」と題したトークコーナーは3つのテーマが設けられており、1つ目の「IS:SUE of the day」では一人ひとりの近況を日常風景を収めた写真とともに紹介。2つ目の「LEVEL UP」ではYUUKIがフリースタイルの即興ダンス、RINOが伊藤由奈「ENDLESS STORY」をアカペラでカバー。RINOは韓国語で挨拶し、それぞれ異なるジャンルで確かなスキルアップを果たしている姿をはっきりと見せつけた。そして、3つ目の「Welcome Strangers」では、振り付けの練習やMV撮影、ジャケット撮影といった2ndシングル制作のビハインドストーリーを公開した。

NANO

 そこから「楽曲の世界観と歌詞と私たちを照らし合わせながら見てください」と呼びかけ、2ndシングルのカップリングに収録された「Butterfly」を初披露。自らの個性と本当の美しさを探し求める歌詞を体現するかのように、蝶のように羽を広げて草原を飛び回るようなパフォーマンスで観るものを幻想的な世界へと引き込む。そしてレコーディングやジャケット撮影の裏側に迫った映像を挟み、2ndシングルの初回限定版Bのジャケットでも着用していたブラックの衣装に着替えて、リード曲「THE FLASH GIRL」へ。スクリーンには嵐や雷が鳴り響き、場内にはレーザーが交差するカオティックなムードの中で、彼女たちはスーパーヒーローのような気高くも美しいアクトを見せてオーディエンスを沸かせた。

 ここで再び、「Stranger’s Message」という名のトークコーナーに突入。MVについては、RINOが「私たちの好きなものをたくさん詰め込んだMVになっているので、自分らしさを追い求める強さがみなさんに伝わるといいなと思います」とコメント。また、REBORNからの「一番好きな季節は?」「気分が落ち込んだり、悩んだりした時の自分だけの乗り越え方は?」「もしもヒーローになって超能力を使えるとしたら?」などの質問に等身大で返答。「1年以内に叶えたい“小さい”目標を教えてください」という問いかけには、RINOが「4人でドライブ」、YUUKIが「来年はRINOちゃんのご両親に買ってもらった流しそうめん機で4人で流しそうめんをするぞ!」と答えると、NANOは「4人でディズニーランドに行くぞ!」と宣言。実現した際にはREBONに報告すると約束した。

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