稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が大切にする人との繋がり 三者三様の対応力見せた『ななにー』アングラグルメツアー

 一方、斜め上なところから繋がることができるのが草彅だ。タイ王国情報案内所ではミュージシャンでもある店主がヴィンテージギターを持っていることがわかると「ヤバくないすか、これ!」「1940年代の。ここのバナーがね!」「僕のいちばん好きなとこですよ。ネックが太くて」と同じ趣味を持つからこそツボを押さえた反応をみせる。

 そのまま「ちょっと一曲」というリクエストにも応じて、店主とのセッションも披露。すると今度は、草彅の見せ場だと言わんばかりに稲垣と香取が店の外へと散策に。自由気ままに出かけているように見せて、おそらく2人が集中できる空間にしたのではないだろうか。そのまま息を合わせて浅草地下街の即興ソングを歌い上げた草彅と店主。ラストは「コップンカップ」とハグしてお別れする様子も映し出された。

 続いて訪れた老舗の浅草焼きそば店でも、真っ先に「そのキャップがかっこいいっすね」と店主が被る帽子に注目していた草彅。「そのキャップはどのくらい被ってるんですか?」「ヤバイっすよね、これ! 売ったら売れますよ! めっちゃかっこいい。このキャップほしいわ〜」と大絶賛。思わぬところを褒められると、人はグッと心を掴まれてしまうもの。それが、自分なりにこだわっているものであればなおさらだ。正面から“好き”を伝える草彅のまっすぐさもあって、カメラの前で緊張してしまいがちな一般の人でも思わず頬が緩む。

 受け止めて盛り上げる香取に、尖っているように見えて相手を包み込む稲垣、そしてショートカットで心の距離を縮めていく草彅。彼らが紹介してくれたお店はどこも最初にあった入りにくさはなくなっていた。むしろ3人のロケによって、魅力的な店主に気さくな常連客がいる親しみが持てるお店という印象まで感じられる。ぜひとも東京のみならず、今後も全国のアングラグルメツアーを見せてほしいものだ。

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