稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が大切にする人との繋がり 三者三様の対応力見せた『ななにー』アングラグルメツアー

 稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾によるレギュラー番組『ななにー 地下ABEMA』(ABEMA)7月21日放送回は、約8カ月ぶりとなる3人揃っての外ロケ企画に。みちょぱ(池田美優)、キャイ〜ン、EXITら“ななにーメンバー”とともに、アングラグルメツアーへと繰り出した。

 アングラグルメツアーとは、パッと見たところ怪しくて入りにくい外観だったり、そもそも場所を知っていないと行けないような場所だったりするけれど、食べれば「美味しすぎる!」と思わずうなってしまう飲食店を巡るというもの。

 地元の人もなかなか足を踏み入れないという地下街や、傘が開ききれないほど狭い路地、個人住宅にしか見えないアパートの一室に、入口が冷蔵庫のドア……と、まさに“アングラ”な飲食店ばかりが登場した。そんな近寄りがたい店舗を訪れるなかであらためて見えてきたのは、新しい地図の3人の一般視聴者との距離感の絶妙さだ。

 東京・浅草の浅草寺からロケがスタートすると、さっそく手を振りながら近づいてくる一般女性の姿が。その存在にいち早く気づいたのは香取だ。自ら手を伸ばして握手を交わす。また、草彅、みちょぱと続いて、稲垣にも握手を求めた女性に「あ、稲垣さんはあんまりちょっと触れないで!」と、稲垣のナイーブなキャラクターを引き立てながら笑いを誘っていた。

 そして「息子のところに来たの」という女性の話を受けて「息子さんにもよろしく」と肩に手を添えて伝えたかと思いきや、群衆のなかからハラハラしながら母を見守る息子を発見。息子とともに女性がカメラの前から去っていく流れを自然に作り出しつつ、「ありがとね!」と手を振るのだった。

 台本のない視聴者とのふれあいをこれほどスマートに、そして笑顔溢れるものにできるのはさすがの一言。加えて、そんな香取のはからいを察しつつ、阿吽の呼吸で合わせていく稲垣と草彅の対応力もまた秀逸だ。スーパースターでありながら声をかけずにはいられないその親しみやすさは、近づいたことを決して後悔させない彼らのリアクションがあるからだろう。

 さらに見進めていくと、3人それぞれ異なる距離感のバランスのよさも再確認できた。浅草地下街のタイ料理専門店では、午前中からすでに“出来上がっている”一行と遭遇。最初に打ち解けるのは、もちろん香取だ。「イエーイ!」とハイタッチして盛り上がるだけでなく、そのまま記念写真にも応じている姿が見受けられた。

 そんなファンサービスに忙しい香取に代わって店主との会話を広げていったのは稲垣だ。とはいえ、稲垣は香取が先ほど「稲垣さんには触れないで」と笑いを交えて注意したように、最初は少し距離を取って突き放していくところがある。ここでも賑やかな飲み会の雰囲気は苦手だという表情を浮かべて、早々に切り上げようとするのだ。

 だが、そこで終わらないのが稲垣の魅力。その後に必ず“ここまでならOK”というラインを明確に見せてくれる。そうすることで、一見するとクールで近づきがたい印象の稲垣に、安心して近づくことができる感じがする。

 今回も早く立ち去りたい空気を出しつつも、笑顔で「なんでパックご飯を食べてるの?」「どういう集まりなの、みなさん?」と、稲垣のほうから質問してくれるので尋ねられたほうも嬉しくなってつい饒舌になってしまう。

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