日向坂46 藤嶌果歩、石塚瑶季、正源司陽子……初冠番組で明らかになった四期生の歌唱力
第1回の放送では正源司、石塚瑶季、竹内希来里、渡辺が「SNS人気楽曲ランキングTO10」(通信カラオケDAM調べ)にランクインしている有華の「Baby you」を歌唱。SNSでは数多くの「歌ってみた」が投稿されていることでも知られている同楽曲は、キャッチーなメロディとあって音程が比較的取りやすい楽曲で、4人は息のあった歌声を聞かせた。
中でも著者の印象に残ったのが正源司と石塚だ。石塚のキュートな歌声は楽曲の世界観とも合っており、思わず聴き入ってしまうような不思議な力を持っていた。10thシングル『Am I ready?』に収録されている個人PV『瑶季!魂!〜輝く未来へ〜』では野球の応援歌風の楽曲を歌っていたが、その笑顔は多くのおひさま(日向坂46ファンの呼称)を虜にしている。日向坂46らしい弾けるような笑顔が声色にも表れており、唯一無二のボーカルを届けていた。正源司は、「おもてなし会」での力強いメッセージも印象的だったが、11thシングル『君はハニーデュー』でも表題曲センターに立った経験からか、とても堂々とした歌唱を披露。彼女そのものの純粋さもあるが、まっすぐで透明感のある声質は惹きつけられるような魅力があった。
藤嶌果歩はConton Candyの「ファジーネーブル」をテレビ初のソロで歌唱。メンバーからも満場一致で“歌姫”と称される藤嶌は、低音域から高音域まで歌いこなすボーカルレンジの広さはもちろん、楽曲の世界観を表現する力を持ち合わせており、歌い出しから最後に至るまでずっと聴いていたいと思わせる心地よさがあるように感じた。10thシングル『Am I ready?』に収録されている四期生曲「見たことない魔物」でもセンターを務め、Aメロのソロパートで伸びやかな歌声を披露していたが、まさかここまでのポテンシャルを持っていたとは誰も思っていなかったはずだ。3時のヒロインの福田麻貴からは「ソロとかで歌ってそうなくらい歌唱力」と絶賛されており、四期生のみならず、今後は日向坂46の歌姫として多くの人の心を掴んでいくことだろう。
歌唱パート以外でも、ゲスト出演したAMEMIYAのギター演奏に合わせて、個性あふれる自己紹介を披露するなどバラエティへの適応力の高さを見せていた四期生。今回歌唱した5人のメンバー以外にも、清水理央や小西といったポテンシャルを秘めたメンバーが控えており、今後の放送が楽しみだ。同番組をきっかけに羽ばたいていく彼女たちに期待したい。
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