King & Prince、激動の5年の道のりが“宝物”になった瞬間 1万3000発の花火に刻んだ過去と未来

 King & Princeのデビュー5周年イヤーを締めくくる『King & Princeとうちあげ花火』が4月11日千葉・ZOZOマリンスタジアムにて行われた。“King & Princeの音楽と花火がシンクロしたダイナミックエンターテインメント”と銘打ち、歴代の代表曲を花火とともに楽しみ、King & Princeメンバーによるライブパフォーマンスも行われるという本イベント。5月22日には山口公演も予定されている。

 イベントの開演前には、マスコミを集めた囲み取材も行われた。5周年イヤーのラストを飾る本イベントにかける思いを問われると、髙橋海人は「King & Princeチームみんなで5周年の締めくくりに何ができるかを考えていて、『こんなのがあるよ』と(花火大会の案を)教えていただきました」「ファンの皆さんと一緒に過ごす時間をいっぱい作って感謝の気持ちを伝えていきたいし、みんなで走り続けてきたこの5周年をみんなで花火を観ながら振り返れるのが楽しみで。ずっとこの日が待ち遠しかったのでワクワクしています」と語る。

 永瀬廉は「5周年にプラスして新たなスタートになる一年だったので、よりいろんなことをして盛り上げていきたかった」「ファンミーティングや、今までしたことのなかったようなこともたくさん挑戦しつつ、ふたりでのツアーというアイドルとしてのお仕事を全うさせていただいたと思います」「激動で濃かった一年の最後を、この花火大会という事務所の方々もしたことがない挑戦、そして“花火”という嫌いな人がいないであろう素晴らしい催し物で締められるのは喜びでいっぱいですね」と感慨深げに語ってくれた。

 スタジアム周辺には、屋台やキッチンカー、フォトブース、オブジェなどが展開。櫓モチーフのDJブースも設けられ、まさにお祭りの様相だが、こうしたスペースをはじめ、イベント全体の演出に至るまでメンバーふたりが中心となって作られたという。こだわりのポイントに関しては、「櫓の部分や提灯、屋台は『こうしてほしい』というような細かいところまで僕たちの意見を具現化してくださったんです」「あと僕たちがこだわったと言えば(グッズの)顔面クッション(※1)じゃない? なかなか攻めてるよね?」と永瀬が笑顔で言うと、髙橋は「僕は(クッションの)写真のチョイスを熱心にさせていただいたんですけど……」と溢し、「僕は一発でしたね」と永瀬は自信満々の様子で、笑顔がこぼれる。

髙橋海人/永瀬廉

 また今回のイベントは5月に山口公演も控えているが、「山口という場所で僕たちのイベントを開催するのは初めて。いつもは(開催)都市まで来ていただくことが多かったんですけど、自分たちの方から皆さんのところへ行って、普段会えない方とも交流できるのでワクワクしていますし、山口は(会場が)完全に野外。公園で開催するので、開放された雰囲気でみんなと花火を観られるのも楽しみです!」と、いつもとは違う場所でのイベント開催を楽しみにしている様子だった。

 デビュー6周年を迎え、5月23日には新たなシングルもリリースされる。次の一年への意気込みを聞かれると、髙橋は「5周年という年では、ライブ以外にもたくさんのイベントでファンのみんなと今まで5年間を振り返って、懐かしんで愛おしんで……ということをやってきたんですけど、6周年からは次なる歴史の一歩一歩を作っていく年になると思うので、とにかく前向きに。みなさんに『King & Princeってこんなことやってくれるんだ!』『King & Princeだからこんなにワクワクできるんだ!』って思ってもらえるように、一つひとつの作品やイベントに丁寧に打ち込んでいけたら」と笑顔で語る。

 永瀬は「海人と常々話していることのひとつとして、『新しいことを常にやっていきたい』ということがあって。事務所内でもグループとしても、新しいことにどんどん挑戦して、ファンの皆さんに『King & Princeを応援していると新しい経験ができてめちゃめちゃ飽きひんな』と言ってもらえるような……5周年はそういうことが多かったと思うので、6周年も勢いを落とさずに10周年、20周年に向けてより勢いのあるスタートダッシュにしていけたら」と強く語った。終始、前向きな姿勢を力強く言葉にする姿が印象的だった。

 日が落ち、薄い三日月が夜空に浮かぶ。開演時間になると拍手とコールが起こり、いよいよイベント開始だ。客席全体が照明で明るく照らされると、バックヤードの様子がモニターに映し出され、バックネット裏のアリーナ後方から永瀬と髙橋がサプライズ登場。春とはいえ、少し肌寒かったスタジアムが一瞬にして熱気に包まれる。

 イベントのオープニングを飾ったのは、「なにもの」。メインステージまでアリーナをゆっくり歩きながら歌う姿に、客席からの歓声が鳴りやまない。ファンの笑顔に囲まれながら歌うふたりの顔もほころんでいく。「うちあげ花火へようこそ!」という髙橋の呼びかけから始まった2曲目は、「名もなきエキストラ」。広い会場の隅から隅までその目に焼きつけるように客席を見つめる場面、野外会場らしくオーディエンスを煽る姿、永瀬と髙橋が視線を合わせてふたりで美しいハーモニーを奏でるシーンなど見どころ満載のパフォーマンスとなった。

 「寒くない?」「大丈夫?」と客席に声をかけ、櫓をモチーフにしたトロッコで会場を移動するあいだも和やかなトークとファンサービスを欠かさない彼らによって、客席は優しい空気に包まれる。「(花火を)一緒に観よう!」とアリーナ後方のサブステージに立ち、花火の打ち上げ開始時間が近づくと、会場がひとつになってカウントダウン。デビュー曲である「シンデレラガール」に乗せて花火がスタートした。

 この日打ち上げられた花火は、約1万3000発。「シンデレラガール」に始まり、「Memorial」、「koi-wazurai」、「僕らのGreat Journey」、「恋降る月夜に君想ふ」、「Life goes on」、「ichiban」、「愛し生きること」など、これまでのディスコグラフィからセレクトされた全27曲を6つのブロックに分け、曲のイメージやリズムに合わせて空いっぱいに大輪の花火が打ち上げられた。花火が打ち上げられているあいだ、永瀬と髙橋は熱心に夜空を見つめ、時折写真撮影をしたり、感嘆の声を上げたりと全力で楽しんでいた。

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