稲垣吾郎の年上の友人、草彅剛・香取慎吾の恩師たち……SMAPの“思い出”も語られた新年初回『ななにー』
楽しみといえば、草彅のキム先生、香取のガース先生との再会も、また彼らの世界を広げるきっかけになるのではと胸が高鳴った。ドラマ『冬のソナタ』が日本で人気を博す2003年よりも以前から、韓国語を学びチョナン・カンの名で日韓をまたぐ活躍を見せていた草彅。その語学力の向上を支え、現地のコーディネートなどを務めていたのがキム先生だった。今も脳内のスイッチを切り替えると、自然に韓国語が出てくる草彅。かねてより映画『パラサイト』などを手掛けてきたポン・ジュノ監督へのリスペクトも語ってきた。近年さまざまなジャンルの名作に出演してきたことを踏まえても、草彅が日本映画界のみならず世界的な作品で評価される姿を願わずにはいられない。
一方、香取はガース先生から英語力を再び鍛えるべく、1日5行程度の“英語日記”をつけるようにと日記帳が贈られた。数多くのレギュラー番組を抱える香取に同行し、収録の合間をぬってレッスンをしていたガース先生。時には、間違って中居正広の楽屋でくつろいでしまうハプニングもあったと明かされ、笑いを誘う。それほど仲良くなってしまったからこそ、ガース先生と英語ではなく日本語で会話してしまったという香取に、英語日記で文章で英語を使う習慣を根づかせようという狙いだったのだろう。
香取といえば音楽やアート、ステージ、SNS動画など、日々精力的に作品を生み出してきた。作品のなかには言葉や数字からインスピレーションを受けたものも少なくない。あらためて英語に触れることで新たな作品が生まれるのではないかとワクワクしてくる。また、フランス・パリで個展を開催した実績もあることから、英語を学ぶことでさまざまな国をアートツアーで巡るなんていう想像も膨らむ。個人的にはパリ個展を見届けるべく、香取を追いかけて渡仏した稲垣&草彅の珍道中が懐かしい。香取が海外個展を開催した際には、ぜひまた彼らの旅路を『ななにー』カメラが追ってほしいものだ。
懐かしい話をきっかけに、楽しみな未来を思い描くことができた2024年1発目の『ななにー』。もしかしたら今年は、より“これまで”を振り返りつつ、“これから”をさらに輝かせていく、そんなスパイラルが多く見られる一年になるのではないだろうか。
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