KinKi Kids、観客との交流楽しんだ恒例の東京ドーム公演 二人でステージに立つことの意義

 剛が作詞、光一が作曲した名曲「愛のかたまり」のエモーショナルな演出含むパフォーマンスをはじめ、公演を通じて“二人で歌う”という原点に立ち返るかのような思いも感じた。ピアノやストリングスを迎え、時に華やかに、時にシンプルに。客席との和やかなやりとりを含め、これぞKinKi Kidsだ。

 オープニングで使用したオープンカーの話題から、冬と夏どちらがテーマの曲が多いか、数年ぶりの“股ゴム”話などKinKi Kids名物の長尺MC(剛曰く、トークショー)も健在だったが、アンコールの最後にファンに伝えたのは意外にも短い言葉だった。

「こうしてステージに二人で立っている光景が全てだと思ってください(光一)」

「皆さんと一緒にいられる時間をどうしたら繋げるか、毎日一生懸命考えています(剛)」

 とはいえ、感極まったのか途中涙ぐむかのように後ろを向いた剛を光一が「いいな! 俺もそれやれば良かった!」と明るくいじって笑顔に変えるのは相変わらず。二人の口から“美しい未来”や“来年”といったワードも出てきた、通算66回目の東京ドーム公演。年明けには同じく恒例の京セラドーム公演も控えているが、また来年東京ドームで新たな記録を更新してくれる日が待ち遠しい。

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