ジャニーズWEST 神山智洋＆濵田崇裕「サビだけカラオケ」は思わず息を飲む展開に　『27時間テレビ』でお茶の間に示した存在感

『27時間テレビ』での10レンチャン達成までの軌跡

　レギュラー放送では、難易度ごとに用意された楽曲のサビを、10曲連続で正確に歌いきると賞金が獲得できる。『27時間テレビ』での「サビだけカラオケ タッグモード大会」はひとつのサビを2人で歌い分けながら10レンチャンを目指すという企画で、日頃から同じグループで活動する神山と濵田は有利にも見えるが、その分プレッシャーがあっただろう。

　1曲目、神山がいきなり「失敗したら二人ともフジテレビ出禁にします」と熱く言い出し、「ストイックすぎる」と隣で濵田が動揺すると、スタジオが沸いた。終始このような調子で、歌だけでなく合間のトークでもコンビネーションを見せていく。

　SMAP「世界に一つだけの花」、斉藤和義「歌うたいのバラッド」、CHEMISTRY「PIECES OF A DREAM」を歌い上げていく。2人の甘い歌声と、失敗の許されない緊張感に思わず息を止めてしまう。千鳥とかまいたちからは、これまでの積み重ねもあり信頼感がうかがえるような、いきいきしたコメントが続く。「ホスト」とのいじりから、合間でシャンパンボトルに入った水を飲んだり、フルーツタワーをモリモリ食べたり。

◢◤ #FNS27時間テレビ ◢◤

生放送中👹🎶#サビだけカラオケ 💜タッグマッチ💚#ジャニーズWEST から#濵田崇裕 さん＆ #神山智洋 さんの#はまかみ タッグが挑戦中☺️🎤

シャンパン(水)乾杯🥂
フルーツ盛り美味しかったです🙇‍♀️🥝🍒#鬼笑い祭 @WEareWEST7 pic.twitter.com/gGUjjS5N7j

— 【公式】千鳥の鬼レンチャン (@oni_renchan) July 22, 2023

　途中「神山さんにとって濵田さんはどんな存在？」と聞かれると、「メンバーをやわらかく受け止めてくれるような……クッションのような……そう、ビーズクッションですね」と熱く語り出す神山。すかさずワイプに映るMC陣が「おお、熱語り、きた」と色めき立つ場面も。「これからどうなっていきたい？」との質問には「お米になりたい」と独特の例えで答え、米の魅力を熱弁。隣で言葉を挟まずに聞いている濵田の姿にもじわじわと笑えてくる。

　それでも、歌が始まると「うまいな〜」とスタジオからもこぼれる歌声。事前練習では成功率20%だったというコブクロの「桜」も、本番では危なげなく成功して見せた。「普段グループで歌っているんで」と話す2人の本番の強さは、流石のアイドルだった。

　「阿呆」と言われ続けた濵田は「こんな阿呆ですけど真剣です」と、グループ“10周年”への想いを語り始めると、「10周年は来年。今年は9周年やな」と神山からツッコミが入る。それに対して、怒ったり卑下したりすることなく、「こういうところですよね」とにっこり微笑んだ濵田から穏やかな雰囲気が流れた。

　そして、ラスト10曲目に歌う曲は、King Gnuの「白日」。目まぐるしく音程が上下し、さらに男性にしては相当のハイトーンが出てくる難曲。正直、この曲を10曲目に持ってくるなんて……と、思わず不安がよぎる。

　「やっぱ逃げたくないんですよね。逃げないことが夢への近道。叶えたいなら頑張り続ける。これが一番の近道です」と、神山が熱く語り、結果として、高難易度の曲を見事な歌唱力で音を外さずに歌い切った。ジャニーズ初となる快挙を収め、チャレンジ終了後には熱いハグを交わした2人。翌23日に生放送された「FNS鬼レンチャン歌謡祭」では、神山はYOASOBIの「アイドル」とAdoの「私は最強」を、濵田はSEKAI NO OWARIの「Habit」と優里の「ドライフラワー」を見事に歌い上げ、MC陣もどこか満足げだった。

　バラエティ番組での活躍が目立つジャニーズWESTだが、実は歌唱力の精鋭揃いで聴かせる歌を数多く歌っていることを知らない人も多いだろう。今回の濵田と神山の活躍から、今後こうした歌企画への出演が増えてほしい。個人的には2人をはじめとするジャニーズの“歌うまメンバー”で本気のアカペラを歌うところをいつか見てみたい。

※記事初出時、本文に誤りがありました。以下訂正の上、お詫び申し上げます。（2023年7月26日9:38、リアルサウンド編集部）
誤：濵田は2回、神山は1回過去に挑戦するも達成ならず
正：濵田は3回、神山は2回過去に挑戦するも達成ならず