Aぇ! groupメンバー分析第6回:佐野晶哉 歌とバラエティで絶賛、努力を惜しむことなく挑戦を楽しむ多彩な最年少
『Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023』全44公演を完走し、音楽バラエティ『カミオト-上方音祭-』(読売テレビ)ではスペシャルサポーターとして番組を盛り上げたAぇ! group。メンバーをテレビで見ない日はないというほど、幅広く活躍している。最終回は、ドラムにギター、サックス、ピアノなど、数々の楽器を弾き、作曲もこなす最年少メンバー・佐野晶哉を紹介する。
YouTubeに公開されているAぇ! groupのパフォーマンス動画のコメント欄を見ると、テレビで佐野を見て興味を持ったという声がここ最近増えているように思う。佐野は持ち前の歌唱力とバラエティ力を掛け合わせた活躍を見せており、佐野の歌がグループの活動において重要な軸となっている。
佐野は、幼い頃から劇団四季の『ライオンキング』でのヤングシンバ役や『サウンド・オブ・ミュージック』でのクルト役などへの出演経験を持つ。堂本光一が演出・主演を務める舞台『Endless SHOCK』を観劇したことをきっかけに、2016年にジャニーズ事務所に入った。中学で吹奏楽を、高校では本格的に声楽を学び、その後は音楽系の短大で作曲を学んでいる。
その実力は確かなもので、特に歌声の安定感と美声に定評がある。2022年に『生放送で満点出せるか100点カラオケ音楽祭』(TBS系)で、賞金100万円を獲得して以来、その活躍は広がるばかりだ。『ラヴィット!』(TBS系)のカラオケで100点を目指すコーナーでSMAPの「世界に一つだけの花」を歌い上げ、97点を獲得したこともある。
7月2日には『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)に登場し、1音も外さずにサビを10曲歌い切ったら成功する「サビだけカラオケ」にチャレンジ。安定感のある歌声で、9連チャンを達成し、惜しくも10曲目で失敗してしまったが、抜群の音感と歌唱力と甘い歌声で、どの曲も佐野らしく歌いこなした。スタジオで見ている千鳥やかまいたちも曲が進むごとに表情が変わっていき、「この子すごい。本物だ」「ほんまに歌うまい」「それに、もっとオモロなりそう」と、歌とバラエティ両面から絶賛。大きなインパクトを残した。
そんな佐野の魅力は歌だけではない。バンドスタイルではドラムを担当しており、7月4日放送の『THE神業チャレンジ 再現できたら100万円』(TBS系)で「太鼓の達人」企画にも登場。画面を隠したまま難曲のフルコンボを目指す、という“神業”に挑戦し、ファイナルステージへ進出したのだ。ファイナルステージは両手でそれぞれ別の譜面を叩く「双打」に挑戦。「めっちゃ練習しました! 大変でした、覚えるのが……」と明かし、画面を見ずに叩くと勘違いして練習していたことが発覚。本番よりも難しい条件で練習をしていただけに、安定感のあるバチさばきを見せるも、初歩的な部分でミスをしてしまい失敗。それでも、佐野のリズム感や集中力、努力がしっかり伝わる内容だった。