TWICE日本人ユニット MISAMO、新曲「Marshmallow」で見せた新たな一面 3人の信頼関係が生んだ化学変化
TWICEの日本人メンバー MINA、SANA、MOMOによるユニット・MISAMOが6月16日に、新曲「Marshmallow」のMVをYouTubeにて公開した。7月26日にリリース予定の日本1stミニアルバム『Masterpiece』に収録される同楽曲は、MV公開に合わせ、各種ストリーミングサイトで配信もスタート。今年1月に配信された「Bouquet」に引き続き、日本はもちろんのこと世界各国のファンから、彼女たちの新しい魅力が垣間見えるボーカルなどにSNS上で称賛の声が寄せられている。
そこで今回、本稿ではMISAMO「Marshmallow」についてレビューを行いながら、3人が集うことによって起こる化学変化と、そこからもたらされる魅力について改めて考察していきたい。
MINA、SANA、MOMOの新たな一面が引き出された新曲「Marshmallow」
MISAMOの新曲「Marshmallow」は、ゆったりとしたリズムとチルなサウンドの中にHIPHOPの要素が入った、リラックス感のある聴き心地の良い楽曲だ。
同楽曲では「“ギリギリ”な日常の中でも“キラキラ”な毎日を過ごそう」という気持ちを、マシュマロに例えて表現。歌詞には〈私がわたし嫌いじゃ I can not move on〉〈Walk→Rest→Running Rest→Rest→Running 自分で選ぶ Making a move 決めていいよ たまにご褒美も必要〉といった言葉が並び、MISAMOの3人が「自分らしさを愛していこう」と私たちにそっと寄り添ってくれているかのような、励ましのメッセージを感じる楽曲となっている。
また、今回の新曲は、TWICEでのパフォーマンス時とは異なるMINA、SANA、MOMOの新たな魅力が引き出されている点も大きなポイントだ。TWICEでは、メロディが高音域で推移し、ポジティブなエネルギーやポップさ、キュートさを感じる楽曲も多いが、「Marshmallow」は中低音域のメロディを中心に、しっとりと落ち着いたおしゃれな雰囲気の一曲に仕上がっている。
特にボーカル面では、MOMOの聞きやすく耳に残る歌声がAメロの低音パートを中心に活かされているほか、リスナーに語りかけるように歌うサビではSANAの優しくやわらかな歌声の魅力が発揮されていたり、MINAの繊細かつ優雅でありながら少し陰のある雰囲気も漂う歌声がサビや大サビ前のメロディで活かされていたりと、聴けば聴くほど彼女たちの表現力の奥深さに浸ることができる。
そして、楽曲の世界観をドラマ仕立てで表現したMVも必見だ。MVの中では、MINAがショッピングモールでアルバイトをする資産家令嬢のような人物、SANAがインフルエンサー、MOMOがダンサーをしながら日中はオフィスで仕事をするインターンを演じる。それぞれが悩みを抱えながらも夢や理想、恋と向き合う姿が描かれており、自立した大人の女性らしい美しさとカッコよさとキュートさを感じとれる映像となっている。さらに、随所に挟み込まれた3人の表情にフォーカスしたシーンも必見ポイントで、彼女たちの自然な可愛らしい一面や大人っぽい一面が捉えられており、映像からも3人の新たな魅力を垣間見ることができる。