ジャニーズJr.にとって『+81 DANCE STUDIO』はダンスの実力を示す場に Travis Japanが作り上げた切磋琢磨し合う環境
そこでもこれまでとは違った動きが見られた。ジャニーズJr.内ユニットという枠を超えて、コラボレーションしていったのだ。特に2ndシーズン1本目を担った嵐の「Happiness」を踊った動画は、HiHi Jetsの井上瑞稀、美 少年の佐藤龍我、7 MEN 侍の中村嶺亜、少年忍者の川﨑皇輝、Jr.SPの和田優希、IMPACTorsの影山拓也と各ユニットを引っ張るメンバーが集まったドリームチームのような構成だ。日頃デビューを目指して切磋琢磨しているジャニーズJr.のメンバーが、1つの作品を磨き上げていく姿はそれだけで胸を打つものがある。また、その過程において成長していく様子がわかるのも彼らの可能性を感じられる瞬間だ。
同じメンバー&曲で、“ft. Choreographers”バージョンがあるのも面白い。「Happiness」のコレオグラファーとして迎えられたSIS(SAKRA&CHINATSU)に、まるで食らいついていくようにガムシャラに踊る姿は、青春ドラマのワンシーンのようで心が震える。
これまでジャニーズJr.がダンススキルを披露できる場所といえば、先輩グループのバックがメインだった。ライブなどでジャニーズJr.を紹介するシーンがあったときにも、ユニットごとの登場がほとんど。だが、このチャンネルではV6「WAになっておどろう」で大東立樹が出演しているように、現在ユニットには所属していない若手メンバーもその実力を披露できる場となっている。
また、ショート動画では個人カメラで撮影されたものもアップされており、よりその才能が見つかりやすい。だからだろうか、どの動画も彼らのエネルギーがこれでもかと伝わってくるアツいダンスばかりだ。「このチャンネルに登場するからには!」と気合を入れているのが画面からにじみ出ている。
もちろん、そこにはTravis Japanが最初に見せつけたハイレベルなダンスがあってこそだろう。今年1月10日にアップされたTravis Japanの凱旋出演動画「少年隊 - バラードのように眠れ ft. Choreographers / Performed by Travis Japan」では、松田元太が『+81』への思いをこう語っていた。「アメリカ行って帰ってきて『+81』久々にやって、考え方が変わったんで。めちゃめちゃ楽しい! TravisじゃないJr.の子たちがやってくれてたじゃないですか。アメリカで見てて、普通に嫉妬したもん。表情がすごくいいからだよ、やってくれてるJr.の子の! めちゃめちゃ楽しそうって思ってさ。負けてらんないっすよ」
その楽しみながらも、戦っていこうという眼差しがとても凛々しかった。Travis Japanとして決して譲れないダンスへの情熱を、ぜひこれからもこのチャンネルで存分にぶつけ合ってほしい。
ジャニーズでは、これまでデビュー前後で活動の場が大きく異なってきたように思うが、SNSが解禁されたことによりその隔たりもなくなっていくのかもしれない。『+81』が新たな挑戦をしていくなかで、新たなダンスの実力者が見つかるのはもちろんのこと、これまでには考えられなかったようなメンバーのコラボレーションが見られるのではと期待が高まる。
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