2023.02.22 16:00

NOA、8LOOMや同世代から受けるクリエイティブへの刺激　ソロアーティストとして目指す場所

文・取材＝森朋之

（Ayumu Imazuとは）考えていることも似ている

NOA - Just Feel It feat. Ayumu Imazu【Official Music Video】

ーーなるほど。そのほかの収録曲についても聞かせてください。「Just Feel It feat. Ayumu Imazu」は、Ayumu Imazuさんをフィーチャーした楽曲。Ayumuさんとは同世代ですよね。

NOA：同い年ですね。以前Ayumuくんのコンサートを観に行ったことがあるんですけど、楽曲の制作を通して、すごく仲良くなって。お互いに海外経験があったり、似てるところがあるんですよ。自分で曲を作ることもそうだし。

ーーダンス、ボーカルを兼ね備えた男性ソロアーティストも日本には少ないですよね。

NOA：そうですね。最近もごはんに行ったり、別の曲の作業をやったりしてるんだけど、考えていることも似ていて。「自分たちが先陣を切って、男性ソロの立ち位置を作りたい」みたいな話もよくしてます。

ーーそしてプロデューサーとタッグを組んだ楽曲も、アルバム『NO.A』の魅力。SUNNY BOYさん（「Runaway Love」「Ticket」「Purple Sky」「Step Back」）、UTAさん（「To Be Honest」）、Carlos Kさん（「Highway」）などのトップクリエイターが参加しています。

NOA：SUNNY BOYさんとは2年くらい前に「Runaway Love」の制作で初めてお会いしました。とにかく現場が楽しいし、話していても面白くて。曲を作るときは、その場の雰囲気や会話も大事だし、SUNNYさんとの制作はいつも楽しくやらせてもらっています。「Ticket」「Purple Sky」は自分が作ったデモをブラッシュアップしてもらって。僕がやりたいことを尊重しながら、さらに広げてくれるんですよね。

　UTAさんは8LOOMの曲を4曲（「君の花になる」「HIKARI」「Forever or Never」「Melody」）を手がけていて。以前から存在は知っていましたし、ソロでも仕事したいと思っていたんです。声をかけさせてもらったのは去年の11月くらいなんですけど、一緒に制作できてすごくうれしかったですね。Carlos Kさんと作らせてもらった「Highway」は、メジャーデビューの3カ月連続リリースのなかの1曲。“応援歌で、踊れて、元気になれる”というイメージがあったんですけど、洋楽の感じとJ-POPっぽさがどちらもある曲になったのかなと。

ーークリエイターとの出会いによって、楽曲の幅も広がってるんですね。tofubeatsさんとのコラボによる「TAXI」はどんな経緯で制作されたんですか？

NOA：tofubeatsさんと知り合ったのは2019年なんですけど、信号待ちしているtofuさんをたまたま見かけて、僕から声をかけたんですよ（笑）。以前から大ファンだったし、「アーティストをやってます。ぜひ一緒に曲を作らせてください」と話かけて。

ーーすごい！

NOA：（笑）。その日のうちにインスタでDMをいただいて、やり取りがはじまって。「TAXI」は17歳の頃、韓国にいたときに作った曲なんです。そのときは韓国の街をイメージしてたんですけど、リリースするにあたって、東京っぽくしたいなと思って。tofuさんにお願いしたら、まさに東京の雰囲気になって「すごい！」とビックリしました。その後、「Paradise」でもご一緒したんですけど、tofuさんと会うと、6時間くらいずっと話してるんですよ。音楽や機材のことも質問させてもらって、本当に素敵な先輩です。

ーーKMさん（BADHOP、SKY-HIなどの楽曲を手がけるプロデューサー）、KM-MAKITさん（BTS、Stray Kidsなどの日本語詞、ディレクションを行うアーティスト）が参加した「It Ain’t Over」も印象的でした。ゴリゴリのヒップホップもやりたいことの一つなんですか？

NOA：ヒップホップも好きだし、YGに所属していたときは、そっちのカラーのほうが強かったんです。ラップもずっとやっていたし、素の自分をもっと出していいと思って。「It Ain’t Over」はモード学院（「専門学校首都医校」「専門学校大阪医専」「専門学校名古屋医専」）のCMソングで、強めのサウンドや迫力のある楽曲にしたくて。インパクトのあるトラックになったと思います。

ーーアルバムの最後は、NOAさんの作詞・作曲による「Fireworks」。

NOA：2019年にSoundCloudで公開した曲ですね。ライブでも披露してきたし、コロナ禍のなかで、みなさんの思い出の写真を集めてリリックビデオを作って。ファンの方々から「いつリリースされるんですか？」という声もずっとあったんですけど、ようやく収録できてうれしいです。恋心を描いた曲なんですが、自分のなかにもいろいろな意味があるし、原点に戻れる感じもあって。アルバムの最後で、花火が打ち上がるのもいいなって思ってます。

ーー1stアルバム『NO.A』がリリースされることで、この先の活動のビジョンも広がるのでは？

NOA：そうですね。アルバムのタイトルには自分の名前が入っていて、“A”には“始まり”という意味も込めていて。ここから幕開けという感覚もあります。5月には初めてのワンマンライブもあるし（5月6日／東京・EX THEATER ROPPONGI）、今年はフェスにもたくさん出たいと思っていて。ステージによってセットリストを変えながら、自分の音楽を届けていきたいなと。

ーー海外も視野に入れてる？

NOA：そうですね。アジア人として、世界に発信していきたいという気持ちもあるので。決して不可能ではないと思ってるので、がんばります。

ーー期待してます！　すごくストイックな印象もありますが、息抜きの時間もあるんですか？

NOA：制作中はストレスを感じることもあるので、あえて音楽から離れる時間を作るようにしてます。息抜きというか、まったく音楽とは関連性がないことに没頭することもありますね。書道や陶芸とか。

ーー渋い！　めちゃくちゃ日本っぽいですね。

NOA：神社巡りとかも好きなんですよ。韓国から戻ったときに、観光客マインドみたいになってて（笑）。日本っぽいものが新鮮で、興味を惹かれたんですよね。

■リリース情報
1stアルバム『NO.A』
2023年2月22日（水）発売

＜初回限定盤A＞
CD＋DVD＋ステッカー2種＋フォトカード（絵柄A：3種中ランダム1種）
¥4,000（税抜）

＜CD収録内容＞
1. LIGHTS UP
2. Bad At Love（新曲）
3. To Be Honest（新曲）
4. Paradise
5. Highway
6. Runaway Love（新曲）
7. Just Feel It feat. Ayumu Imazu（12月先行配信曲）
8. TAXI feat. tofubeats
9. It Ain’t Over
10. Step Back（新曲）
11. Lonely Hearts（新曲）
12. Ticket（新曲）
13. Purple Sky ★リード曲（新曲）
14. Fireworks（新曲）

DVD： Making of ALBUM『NO.A』Documentary（約30分映像）

＜初回限定盤B＞
CD＋36Ｐブックレット＋A3ポスター＋フォトカード（絵柄Ｂ：3種中ランダム1種）
¥4,000(税抜)
※トールサイズデジパック仕様
※CD収録曲は各形態共通

＜通常盤＞
CD＋フォトカード（絵柄C：3種中ランダム1種）
¥2,000(税抜)
※CD収録曲は各形態共通
※フォトカードは初回プレス分のみ

【CD封入特典】
応募抽選券付き（初回プレス分のみ）
① シリアルナンバー入りライブ応募抽選券

NOA 1st LIVE “NO.A” TOUR IN TOKYO 追加“昼公演”最速先行予約
＜公演概要＞
2023.5.6（土） OPEN 14:30 / START 15:30
会場：EX THEATER ROPPONGI

② 1st ALBUM『NO.A』シリアルナンバー入り応募抽選券
N賞：2023.5.6(土) NOA 1st LIVE “NO.A” TOUR IN TOKYOリハーサル見学：40名様
O賞：2023.5.6(土) NOA 1st LIVE “NO.A” TOUR IN TOKYOミート＆グリート：5組10名様
A賞：オリジナル卓上カレンダー(2023年4月～2024年3月)：300名様

詳細はこちら
https://www.universal-music.co.jp/noa/news/2023-01-28/

【店舗特典】
＜Amazon＞
初回限定盤A絵柄ビジュアルシート（24×24cm）
初回限定盤B絵柄ビジュアルシート（27.5×19.5㎝）
通常盤絵柄ビジュアルシート（24×24cm）
※ご購入頂いた形態のジャケット絵柄になります。

＜その他共通特典＞
A4クリアファイル