WATWING、初のZeppツアー東京公演 “#THEROADTOZEPP”の成果を詰め込んだスキルフルなステージ

 後半戦は、今年1月11日にリリースされた最新曲「The Practice of Love」からスタートした。同曲はメンバーと同世代のラッパー/シンガーソングライター・Kvi Babaが、プロデュースを担当。耳に絡みつくようなダーク&セクシーなサウンドと、男性目線の不器用な恋心が混在する、新感覚のラブソングだ。緻密に構成されたダンスを踊りながら、熱っぽい視線を送るメンバーの姿はじつに艶めかしく、客席から続々と撃ち落とされていく音が聞こえるよう。亮をはじめとする年上メンバーはもちろんのこと、最年少の隆太と希空も、彼らがまだ10代であることを忘れるほどの色気を滴らせている。「BREAK OUT」や「SHELLY」といった人気曲でも、色とりどりの表情を見せた6人は、2人組ラップユニット・chelmicoが手掛けた「WAIT A MINUTE!」でヒートアップ。chelmicoらしい遊び心たっぷりのリリックを軽やかに歌いこなしつつ、ダンスブレイクではキレッキレのダンスで圧倒し、見事なコラボレーションを見せつける。本編ラストは、たくさんの出会いに対する感謝や、近年盛んになっている個人活動を経て感じた“グループ愛”を込めて、SALUとSUNNY BOYが手掛けた「WINGS」を披露。「みんなで一緒にジャンプがしたい!」という倫太郎のリクエストに応えて、会場全体でMVさながらのダイナミックなジャンプを決めると、銀テープも鮮やかに宙を舞った。

 オリジナルアパレルブランド「WAIT A MINUTE」のコーデで登場したアンコール。ニューシングル『The Practice of Love』に収録される最新パーティーチューン「Waves」が、Windyが抱える日々の悩みを豪快に吹き飛ばしていく。“過去1チャラいWATWING”に乗せられ、1階から2階まで会場全体が大賑わいだ。さらに「Spark!!」で“新たな旅の始まり”を告げると、最後は“今”を応援するメッセージソング「ING」でWindyと心を一つに。直後のMCでは、改めて1人ずつ、無事Zeppツアーを完走できた感謝を述べた。感極まり、涙を流しながら「マジでありがとう! 俺は一生恩返しし続けるし、歌い続けるから! 一緒にどこまでも飛び続けましょう! お願いします!」と叫んだ曉には、一際大きな拍手が。昨年、ドラマ『君の花になる』(TBS系)にレギュラー出演し、期間限定グループ8LOOMの一員としても活躍した倫太郎は、2月22日に、ソロアーティスト・NOA、ダンス&ボーカルグループ・BUDDiiSとのツーマンイベントが開催決定したという、スペシャルな告知をプレゼントした。客席の各所から嬉しい悲鳴が上がる中、「俺らもまだまだ知らないことがきっとあるし、作っていきます。周りを動かします。デカい会場に立っていきます。なので、みんなついてきてください!」と力強く呼びかける倫太郎。他のメンバーも「お願いします!」と深く頭を下げ、WATWINGは次なるステージへと歩み始めたのだった。

■セットリスト
1.Runway
2.WATW“ing”
3.HELLO WORLD
4.Honey, You!
5.With you
6.Turn it up
7.Sensation
8.Gorgeous(RINTARO&ASAHI)※新曲.
9.Dance Performance(RYO&NOA)※新曲
10.feel like… this(RYO&NOA&FU&ASAHI)※新曲
11.今を咲く花(FU&RYUTA)※新曲
12.Shooting Star
13.Only One Life
14.The Practice of Love ※新曲
15.BREAK OUT
16.SHELLY
17.WAIT A MINUTE!
18.WINGS

En1.Waves ※新曲
En2.Spark!!
En3.ING

関連記事