SixTONES、YouTubeだからこそ見れるわちゃわちゃ感　2022年のバラエティ動画を振り返る

　続いては、235万回視聴を記録している4月29日配信「SixTONES【アポなしキャンプ旅】まずは素敵な朝食から！~01~」。メンバーがキャンプに出かけた動画だ。京本が「あれ？　メンバー？」との声と共に登場したのが、キャンプインストラクターの資格を保有する髙地優吾。大きなリュックを背負い、バッグを斜め掛け、さらには左手にも大きな荷物を持って登場した。メンバーから様々なツッコミが飛び交うなか、「SixTONESに会えるのが楽しみすぎて寝不足です」とボケてみせる髙地。キャンプ場を目指しいざ出発！……したのだが、さっそく朝食の話題になるなど、道中にも見どころが詰まっている。キャンプ旅は続編があり、見ごたえ満点のシリーズ動画に。スーパーでの買い物など些細な部分にこそ、笑いや微笑ましい場面が詰まっているので隅々まで見逃せない。

　今年は4月から6人がMCを務める『バリューの真実』（NHK Eテレ）がレギュラー番組としてスタートした。落ち着きのある番組のトーンに合わせ、10代の若き出演者の悩みに寄り添ったり、ユニークなエピソードを差し込んだり、時にはYouTubeさながらのギャグや小芝居を繰り出したり。先日も、スイーツ部企画でアップルパイ作りに挑戦した際には、冒頭でジェシーが英語で喋りはじめ、海外のクッキングショーさながらのテンションでスタート。田中がすかさずツッコミを入れ、松村もジェシーの脇腹でチューニングする仕草を見せる。カメラを構える森本も自身の耳を映すなど、わずかな間でSixTONES劇場を繰り広げた。YouTubeで見せる6人ならではのユーモアに溢れる雰囲気を『バリューの真実』でも存分に活かしているように思う。

　グループとしての活動に加えて、メンバーそれぞれがバラエティ番組に出演と今年も様々な表情を見せてもらった。それだけにメンバー6人だけが出演し、彼らのエッセンスがとことん詰まったバラエティ動画はYouTubeならでは。様々な共演者との掛け合いも楽しいが、6人だけの時間で、メンバーだけに見せるであろうリラックスした雰囲気はまた特別な魅力がある。金曜の夜を彩るSixTONESのYouTubeチャンネル、来年はどんな映像が飛び出すのか楽しみだ。